このところ、暖かい日が続いたり、急に寒くなったり、安定しない天気が続いている。
7日 午後にカーテンを開けたら、雪がしんしんと降っていた。
その日の買物を終えて、日が暮れてまもなくのころ、お店へ向かって歩き出していた。
すると途中の遊歩道で、バレーボールほどの雪玉を二つ重ねた大きさの、雪だるまを見かけた。
きっと小さい子どもが、わずかな雪をかき集めて作ったと思える、泥雑じりの不細工な雪だるま。
思わず目に浮かんだのは、その様子をお母さんが優しいまなざしで、見守っているような親子の姿。
大切なのは、雪だるまの完成度じゃなくて、見えない残像なんだと思う。
近年、そういう情緒ある家族の姿は、ここ万代でも、めっきり見かけなくなった。