2017年02月10日

記憶と雑談

銀行の待合席に置かれていた、経済誌をながめていた。

見出しは 「中高年の記憶力を未然に防ぐ」 特集記事だった。
最近、お客さんから 「人の名前が出てこない」 嘆きをよく聞く。
会話のオチは 「覚える気がないんじゃないの」 だが、そういうボクにも、思い当たる節がある。

記事の要点を思い起こすと、記憶力を固定させるには 「覚えたことは人に話すこと」 がいいらしい。
古い記憶ほど思い返せるし、旧友と会えば似た話になるから、話題に触れた分、記憶は反復される。
英会話と同じで、しゃべらないと身につかないし、日本語もしゃべらないと、スムーズに出てこない。
名前も呼ぶことで、刷りこまれるから、覚えたことを声にするのは、記憶力を高めるコツだし、幸いにも、ボクはまだ極端に、人の名前は記憶落ちしていないようだ。

毎晩、異なる顔ぶれと 「即興的に会話をする」 ことも、仕事の一部となる。
自然な会話の中で、おたがいのカードを少しずつ見せ合うことになるから、記憶をつかさどる前頭葉は、やや活発になるのであろう。
ホテルのドアマンが、顧客データを頭にインプットするコツは 「情報収集+会話=記憶」 のようだ。
知らない者あつかいされるより、人として気分がいいし、そのための記憶力は大切なことである。

本を一冊読んでも、まともに記憶に残らないという、声をよく耳にする。
子どものころ、読書感想文はだれでも書けたが、大人になると書けなくなる人が多い。
それは、こんな感想文じゃ笑われるだの、読まれる体裁を気にするから、素直じゃなくなる。

それに、全ページを頭に入れようとすれば、パンクしてしまうし、価値ある部分だけを抜き出していけば、記憶が消去されにくいように、まずはリラックスすることなのかもね。
昔から、暗記ごとは苦手だけど、どうしても覚えなきゃいけないことは、空腹時に記憶していた。
生理学上、胃袋が満足すると、頭の働きが少し鈍くなり、食後の会議は睡魔に襲われそうになるように、集中するときは、やや空きっ腹のほうがいいからね。

記憶のコツは 「語る 聞く 読む 書く」 をベースに、人と積極的に雑談することが、記憶力につながることは間違いないようだ。

その点、クラブで高い雑談をするより、ショットバーは安くて、雑談のいい練習場所になると思うけどね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする