2017年01月20日

退屈知らず

19日 ぼんやりとした意識のまま、自然と目が覚め、無機質な時計の背面のスイッチをオフにした。

カーテンは開けず、ベッドに横たわったまま、ナイトテーブルに手を伸ばし、スタンドの明かりを点ける。
一か月もしおりをはさんだままだった、芥川賞小説 「コンビニ人間」 を一気に読み上げた。
「コンビニエンスストアは、音で満ちあふれている」 とする書き出しは、だれもが利用する店内の様子を小刻みに描かれており、過剰な表現で理解に苦しむことなく、すぐに本編に導かれて読みやすかった。

物語のつかみは、回りくどい説明で間引かれるよりも、簡潔にはじまるか、あるいは核心から迫るかのほうが、これからの展開に生彩をあたえてくれる。
ジャズも似ており 「イントロ」 がつかみとなり 「テーマ」 へ導かれるように、小説における書き出しも、うまい下手よりも、独自のセンスこそが 「著者の個性」 になるんだろうね。

読み終えたのは、午後3時近く。
シャワーを浴びて、ゆっくりとコーヒーを飲んでから、買い物へ出ることが日課。

このルーティンが済めば、お店に看板を灯す。
毎日は同じことの繰り返しだが、毎晩変わる顔ぶれを迎えることを思えば、一日として同じ日はない。

つまり 「退屈な日はない」 のである。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする