2017年01月16日

健さん

昭和の高度成長期に青春を送った世代は、この人を思うと涙が出そうになるんじゃないかな。

15日 シネウインドで、高倉健のドキュメンタリー映画 「健さん」 を見てきた。

ブログで、高倉健をリスペクトするのは、2回目だ。 (2014年 11月19日 ブログ参照)
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/409167180.html?seesaa_related=category

それほど、人を惹きつける、男の哀愁と孤独があり、それが望郷の念へと誘うんだと思う。
同時に表面的なやさしさを売りにせず、本当のやさしさを持ち合わせた強さに魅力を感じる。
強さは暴力とは無縁で、知性と教養を備え、理不尽なことには一歩も引かない勇敢さがある。

ボクは、ドキュメンタリー映画には、用心深い。
なぜなら、人は過去を美化する傾向があるからだ。
没後、多くの共演者から、証言を聞くことになるが、わかったのは 「思いやりの人」 だった。

レイモンド・チャンドラー 「強くなければ、生きていけない。やさしくなければ、生きる資格がない」
群れず 媚びず 威張らず。
高倉健とは 「成熟した男」 に思えるんだ。

現代社会、健さんのように 「背中を見せる生き方」 は容易ではない。
これからは、どんどん幼稚化するし、沈黙を悟る感性もおとろえるだろう。
それに分別も理屈もわからぬ相手に 「男らしくしろ」 など言ったら、問題発言にされる世の中だ (笑)

そんな、俳優 「高倉 健」 と、本名 「小田 剛一」 
二面合わせても、健さんのような男に、少しでも近づきたいと思うのが、男の共感である。

2019年 元旦に 「新元号」 が検討されているが、たとえ変わったとしても、昭和のあるべき男の姿は語り継がれると思わせられた、ドキュメンタリー映画 「健さん」 だった。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Cinema Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする