2016年12月12日

アバウト

日曜は散歩と気分転換をかねて、古町周辺まで買い物へ出かけることが多い。

みぞれまじりの夕方、古町のコーヒーショップで、ぼんやりと週末の疲れを抜いていた。
寛げる日と時間は決まるので、店員の顔ぶれもおなじみとなり、それぞれの接客ぶりも知ることになる。

男女が一緒に仕事をしてると、空気感で片方の想いが色めき立ち、こちらにも伝わってくることがある。
客にはクールだけど、パートナーには満面の笑みを浮かべ、どこかドキドキしているようにも見える。
それに勘ではあるが、これまで聞き覚えのある声よりも、彼と話すときだけ、声のトーンが高いんだ。
そんな仕事ぶりを目にすると 「きっと、あの娘、彼のコトが好きなんだな」 と思った。

若い二人であれば、そのうち一緒に帰るようになり、夜のスーパーで売れ残りの惣菜を買い、ルームウェアを着るようになるが、いつか街中で二人でいるところを同僚に見られ、同じ職場に居ずらくなって、仕事を辞めるタイミングを上司に相談するクチだな (笑)
若いほど 「ロミオとジュリエット」 みたいに、いばらを乗り切った達成感を持つもんだ。

まあ、若いときは、あれこれと演出せず、ストレートに 「好きだ」 と告白した方が、うまくいくと思うけど、人生も後半にさしかかると、逆に 「好きだ」 で、はじまる恋愛はなくなり、はずみの関係というか‥  何となく 「アバウト」 から、つきあうようになるからね。

おじさんはコーヒーを飲みながら、隠しきれない秘めた想いを悟り、僅かな経験と勘だけで、恋愛物語を勝手にふくらませているのである。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする