2016年12月07日

味方はだれ

肉体の痛みもつらいが、言葉ほど人を傷つける凶器もないと思う。

新潟市の小学校で、福島から自主避難してきた、男子児童のことをクラスメートたちが 「菌」 (キン) 呼ばわりし、いじめを相談した担任からも、みんなの前でその子の苗字に 「キン」 をつけて呼ばれて、本人はそれが直接の原因となり、不登校になったという。

担任は 「ピカキン」 とかいう、何かのキャラクター ? が、クラスで流行っており 「ウケる」 と思って何の気なしに放ったらしく、決して悪意があってのことでないにせよ、その言葉の意味は小学四年生の児童が判断することだから、軽率であったとはいえ、苦しい弁解には違いない。

教師は人気商売ではないし、ユーモアに欠けている人が、ムリに子どもウケを狙うと痛々しい。
昔から、おもしろい教師は人気があったが、その程度が行きすぎると、勘違いも甚だしくなってくる。

同年代に問うけど、小中高を通して、やたらと生徒の輪に入りたがる教師っていなかった‥ ?
悪いことじゃないけど 「ねえ、ねえ、何してるの、先生にも教えてよ」 とか言いながら近寄ってきては、ファーストネームやニックネームで呼ばれ、親近感のつもりだろうが、逆に子ども心には気色悪かった。

それなら 「呼び捨て」 か 「君づけ」 で、生徒と一線を引いて、敏感に目を光らせていた教師のほうが怖かったけど、話を真剣に聞いてくれそうで、頼りがいはあった気がする。

結果として、教師がウケると勘違いした 「キン」 は、心を閉ざしている 「子どもの心を二度つぶした」 ようなものだから、誤解を招く人気どりは、避けるべきだと思うね。

学校の先生という 「最小限の味方を失った」 と書き締めたら、コレ 大げさかな。 
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする