2016年11月01日

雨音の調べ

31日 ぼんやりと一面灰色の空を眺めていた。

時刻は、15時15分。
ハッキリ時間を言えるのは、腕時計の長針と短針が重なり合っていたせいだろう。
その瞬間 「スゥー」 と、レースのカーテンをスローに引くような、済んだ雨音が街中に広がった。

所々、建物や屋根にあたる、雨のリズム。
小粒のタテ降りが、波の周波数のように高くなったり、やや収まると低くなる、気まぐれな雨音。
降りはじめは 「ポツポツ」 や 「ザーザー」 ではなく、西から水色の透明度が 「スゥー」 と迫ってくる澄んだ雨音が、これから身支度をする体に、マイナスイオンを浴びせられた気がした。

その雨、最初の5分迄で、雨水が建物を伝って、地面に落ちる大量の濁音が混じると不協和音になる。
そして、降り注いだ雨が引くと、建物からの小さな雨粒が 「ポツリ」 と、滴り落ちる残響が後を引く。
そんな、雲のすきまから、青に包まれた光明が、一時だけ街を照らすと、心も洗われた気分になれる。

日付が変わり、11月になった。
只今の時刻は、深夜3時15分。

最近、空が白み始める前に、ベットへ横たわる日が多くなったのは、日増しに寒さを感じてるからだろう。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする