2016年10月27日

Born To Be Blue

50年代 「ジェームス・ディーン」 の出で立ちで、人気絶頂だった 「チェット・ベイカー」

60年代で、クスリにおぼれ、70年代では、トラブルで大事な歯を折られる。
彼の伝記を映画にした邦題 「ブルーに生まれて」 が順次上映されるが、新潟の予定はないようだ。

村上春樹はある著書で、彼のことを 「まばゆいまでの青春の匂いを感じさせる男」 と表現していた。
70年代、実際に共演したことのある、ベーシストの鈴木良夫は 「暗い男だった」 と回想していた。

しかも、近くでだれかが支えていないと、ダメになりそうなほどの、人間的な堕落さを感じる節がある。
彼を見る年代で語りも異なるが、どの角度から見ようが、チェット・ベイカーには違いない。

ボクは 「チェット・ベイカー」 を正面から聴いてない。
特別に上手いとは言い難いし、どこか眠りを誘うような音色は、情緒的に聴くにはいいが、ジャズとして聴くには、ややモノ足りなかった。

退廃的な生きかたを、取り上げられた印象が強い。
晩年の 「ジャコ・パストリアス」 と似ており、人間的に 「ほめられた人物ではなかった」 ようだが、酒とクスリにおぼれさえしなければ、本来の才能を活かしきれたはずだ。

栄光の座につくのが早かった分、意外にも転落も早く、一つのことを突き抜けた天才ほど、早死にする可能性も高いようで、人生なんてわからないもんだ。

この映画を見ることで、まるで興味のなかった 「彼のトランペット」 が、新鮮に響くかも‥
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする