2016年10月12日

Tokyo 2

9日 20時 池袋のホテルのロビーで、おたがいの妻を同伴して、友人と待ち合わせた。

彼は42歳、東京で一緒に仕事をしていた関係で、いつのまにか友人になっていた外国人である。
当時、仕事と私生活の境界線は立場上分けていたが、彼とだけ不思議と情緒的になれたのは、仕事で感情を共有し合えたせいか、自然と主観が生まれて、独立した個人で理性的につきあえた。

毎年、声の便りは交わしていたが、日本を不在にしていた時期もあり、こうして会うのは13年ぶりだ。
再会に人目もはばからず、目を見合わせ、はずんだ声で、顔をほころばせ、大の男がハグをした。
同時に2年前、国際結婚した奥さまも紹介され、二つの夫婦が4人一組、3国が交じわる会食。

彼は、おちゃらけているように見えるが、明るくて礼儀をわきまえ、情の厚さと義理堅い男だ。
時には、日本人の幼稚化をあぶる感性を放ち、つきあっていれば、その奥深さの虜になるだろう。
「親友と呼べる男はいるか」 聞かれたら、距離は別にして、彼の名を出さないのは失礼にあたる。

それぞれの雑談も一巡したころ、場所を 「日比谷バー・池袋」 に移した。
地下の扉を開けると、スローテンポの 「ナイト&ディ」 の響きが、まさに今日の気分であり、4人席のテーブルに案内されると、更なる雑談に花も咲き、ここまで悔いのない人生を確認した。

飾り気のない会話が心地いいまま、腕時計に目を落とすと23時を少し回っていた。
時は流れて、おたがいの生活は変わったが、いつまでも拠り所の存在でいたいものだ。
バーを出ると、夜空が見えないほどのネオンあふれる、池袋の真ん中で再会を誓って別れた。

ホテルへ戻ると、服を椅子に投げ散らかし、まくらの位置も合わせぬまま、気持ちよく寝入った。
posted by GIG at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする