2016年03月07日

無題雑記 31

6日 西堀でレコードを物色したあと、本町で夕食を買い、自転車で家路へ向かう。

萬代橋のたもとから、左右の岸壁を見渡すと、やすらぎ堤の街路灯が信濃川の川面に映えていた。
その光景、ジェリー・マリガンの名盤ジャケットに似ており、名曲 「ナイトライツ」 を口ずさんでいた。

カバンに入れてある、読みかけの文庫本もあと数十ページあまり。
20分あれば読み切れるので、8時閉店の万代のコーヒーショップであとがきを目にした。
日曜の閉店前は、まばらな空間になるので、図書室がわりに利用するにはふさわしい。

聴きたいアルバムがあり、自室に一時間だけ引きこもった。
マッコイ・タイナー 「エコーズ・オブ・フレンド」 はコルトレーンを偲んだ、72年のソロアルバム。
亡きボスを想い、マッコイの胸中に去来したもの如何に。

時刻は夜の9時を少し回ったところ。
南万代にある知人の居酒屋が、開店一周年をむかえるので、前祝いと親睦をかねて顔を出した。
店主は和洋の飲食店を渡り歩き、それなりの経験と知識に知人も多く、継続は力なりとはこのこと。

「なーんも考えていなかった」 30代だったワシとは大違いである。
先ずは祝杯なので、長居は次の機会にするとして、以後の足どりは記憶をなくしたことにしておこう。

気分よく酔える小さな幸せを味わえた日曜であったが、また今日からはそれを提供する立場になる。
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2016年03月06日

土曜気分

曜日は変わったが、タイトルは 「土曜気分」
 
5日 足元のヒーターをつけるかつけまいか迷ったほど、暖かかった昼下がり。
休日は日曜だけなので、せめて土曜の午後だけは、予定なき 「休日気分」 で過ごしていたいもの。

また、どこへ出かけても学生や家族連れでにぎわっているから、外出は最低限の用事にとどめ、自宅で体を休めていることが多い。

週末の人混みがキライなので、平日は限られた範囲で寸暇を求めてしまうタイプ。
だから、土曜の午後は骨休みに充てて、来店客が読みにくい、夜の営業に向けて生気を養っている。

そう、土曜のまばらなオフィスで、少し複雑な気分で仕事をしている心境に近いかも。
ゆううつなのか、気が休まっているのか、このあとに向けて緊張しているのか不思議な気分。

今日、日曜の最高気温は19℃まで上がるらしいが、日中はアイスコーヒーでも飲みに行こうかな。

その行動たるもの、休日を暇そうに過ごしている、おじさんに見られているんだろうな。
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2016年03月05日

Parker's Mood

中古LP盤で、渡辺貞夫 「パーカーズムード」 (85) を購入した。

85年 フュージョンブームに陰りが見えはじめ、ジャズは次第に 「4ビート」 へ回帰した。

渡辺貞夫さんも転換期の頃で、CMのヒット曲やイメージソングは控えるようになり、自身の原点である 「チャーリーパーカー」 をセットリストに取り入れる、アプローチが多くなった。

本作を契機に、ナベサダフュージョンから、自然と離れていくか、あるいは4ビートに引き込まれていくか二つに割れたライヴアルバムである。

まあ、どちらも渡辺貞夫さんなんだけど、ボクは4ビートのブローの方が好きだ。
ジャズの間口を拡大した、フュージョンブームも終演し、その節は戻るべきして戻った印象であった。

数あるアルバムの中でも、本来のスタイルに酔える一枚が 「パーカーズムード」 (85)
そして、関連するアルバム 「ア・ナイト・ウィズ・ストリングス」 (92) につながる。

御年82歳ながら、今もバリバリの現役だし、愛される人柄も健在だという。
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2016年03月04日

文才なし

書店を見渡すと 「何冊ぐらいあるのかな」 と思うことがある。

これだけの書籍があれば、それだけの執筆者もいるし、売れる本もあれば、棚落ちする本もある。
本の内容はいいのに、表紙やタイトル、題材や文体がウケず、棚のすみに追いやられていたり、片隅に自費出版もあるが、中には共感できる本もあろうから、それを探していく作業が楽しかったりする。

書籍の配置はスーパーの食品売り場に似ている。
平積みの新刊は、売場の顔となる入口の生鮮コーナーで、専門書は真ん中通路の加食や日用雑貨、文庫本はお惣菜コーナーという具合に、上手に 「ワンウェイコントロール」 されて、賞味期限がせまる商品は、見切り品コーナーへ移動される。

これが本であれば、中古書籍の専門コーナーになるが、思わぬ拾い物も駄作もある。
描写が細かすぎたり、伏線のつながりがややこしかったり、プロ (作家) でも見劣りはあるんだ。
それとも、ボクの読解力がとぼしいのか、本の感想は一つではない。

「自伝」 や 「オリジナルワンテーマ」 を読んでいて、つまらないと思うときがある。
「カミングアウト」 (ためらいで本音を言っていない) してないからだ。
売るのであれば 「論ではなく、事実で知らしめるべき」 で、ためらいという虚飾は無用。
つまり 「開かずの扉」 を開けてない本は、紙切れでしかあらず。

ボクのように、気分転換でブログを書く人は、ほとんどと言っていいほど、文才ございません !
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2016年03月03日

夜が好き

2日 窓辺から差しこむ光で文庫本を読みながら、フッと時計に目をやるといつの間にか夕方の5時。

まだ4時頃と思っていたら、あらためて日が長くなったことを感じさせられた。

一般的に5時は、会社勤めの人が退出する時間となる。
一目散に直帰する人、途中で晩酌をする人、惣菜やお弁当などを買って帰る人など、会社をはねれば蜘蛛の子を散らす光景があろう。

バーの開店時間は、夜の7時〜8時頃が多く、バーをリラクゼーションにしている人は、5時の明るさはまぶしいし、問題は時間を持て余すこと。

それまで、居酒屋の晩酌セットで間を埋める人もいれば、やんわり腹を満たす人もいたり、2〜3時間の調整は人それぞれだろうが、バーは薄暗くて気怠くなりそうな雰囲気も持ち味となる。

バーで本格的な食事をするニーズはないから、そこにこだわりすぎてはいけない。
日常と隔離された空間では、遅ければ遅い時間ほど、少し色気が香るようになり、今夜お見えになったカップルの女性客が 「明日が休みだったらなあ」 と、つぶやいた気持ちはよくわかる。

たまにお客さんの足取りを聞くと、一軒目は駅前で過ごし、それから 「バータイム」 になるという。
また、バスセンターのカレーと食後のコーヒーを味わい、紀伊国屋書店で時間調整して来たなど。
万代シティあたりなら、時間調整するには、適当なロケーションかと思える。

バーのお客さんに共通していることは、時間で疲れを洗い流したいタイプが多い。
そのコストパフォーマンスは、ゆっくりと飲める時間に対価を支払うところにある。
だから、だれでもいいわけではなく、時間と場所、場合の区別がわからないと恥をかくときがある。

客層はこり固まってはないが、どことなくやり手のビジネスマン、クリエイティブな仕事をしている人など、割りと周囲に目配りできる人は 「酒を飲む才能」 がある気がする。
バーでお酒を飲めるのは、コレ、ひとつの才能であり、バーテンダーに嫌われたら最悪だからね。

また、客層が客層を誘う空間でもあるので、秘密は保持するなど、たがいの安全と信頼が安心となる。
数日前 「バーの店主として、酒を売っている感覚はないんだ」 と記したのは、そういう意味もあるの。

バーの愛好家は 「夜の人種」 であり、ジャズからして 「夜の音楽」 だから 「ジャズバー」 である。
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2016年03月02日

無題雑記 30

1日 寝覚めにカーテンを開けたら、青空と薄雪の交わりに、季節の移り変わりを感じた。

出かけるには早いから、リビングで朝刊をながめていた昼下がり。

来年の春、卒業見込みの大学生を対象にした、会社説明会が今日解禁されたという。
就職活動を応援する就活新聞も折り込まれていたが、今どきの先輩にあたる若手はどんなアドバイスをしているのか、何となく興味があり紙面をめくっていた。

そういえば、東京で会社勤めをしていた28歳の頃、某リクルート誌の 「先輩が語る仕事の魅力」 と  題された特集記事が組まれ、上司の指示で渋々とインタビューに応じさせられたことがある。
今になれば、なにを質問されて、どう答えたか記憶にないのだが、紋切り型の取材ではなかった。

ボクら、新人類と呼ばれた世代は 「今の若い奴らはさあ‥」 と酒場で口火を切られていた。
それは、永遠に続けられる社会的な役割分担みたいに、語り継がれてきた 「異口同音」 でもある。
しかし 「あんたらがかかわった世の中だから、ムリもなかろう」 の一言ぐらいは浴びせたかったね。

だから、若い世代に対し 「今の若い奴は」 なんて、曖昧な言葉を吐かないようにしている。
吐くなら、ボクは徹底的に言うし、自分の言葉で具体的に伝えないと、同じ轍 (てつ) を踏むだろうが、今は小さな店の 「バーテンダー」 ‥  もう過去のことだから、どうでもいい。

そろそろ、買い物に出かけようとしたら、朝霞の伯母から電話が入り、日曜日に贈った新潟の海産物が無事に届いたとのお礼の一言であった。
伯母は高齢のひとり暮らしで、最近は体が思うようになりにくく、日常の買い物もしんどいという。

それでも、83歳にしては頭脳明晰な上、凛 (りん) とした態度で、会話に不自由を感じたこともない。
これまでの心遣いが、おたがいの支え合いになっているが、高齢化社会に心が痛むときがある。
「孤立しない」 「孤立させない」  たった、それだけのことなんだけどさ‥

毎週火曜日、夕方の4時から、玉子のタイムサービスなので、よく利用するスーパーが混みあう。
普段、カートを押しながら、のんびりと買い物をするのは、いい気分転換になるが、特売日だけはそんな悠長な気分ではいられず、新鮮なものは先取りされるし、ヘタすれば売り切れなんてときもある。

だから、火曜日はあんまりコーヒーを飲みに出かけようという気分にならないのは、両手に買い物袋を抱えることになるからで、冷凍食品を買ったら、さっさと帰らなきゃいけなくなる。
火曜日だけは、よそ見をせず、妻が買った食品を自宅の台所まで運び、冷蔵庫に先入れ先出しをする。

妻が、片方のコンタクトレンズを紛失した。
しかも、利き目のレンズだけに、今はもう片方のレンズを利き目につけて急場をしのいでいるが、眼科で視力検査諸々してもらうと、新旧両眼のバランスが悪くなるので、この際、新品調整してもらうことにして出来上がりは一週間後になるという。

ボクはそれほど視力に困っていないが、老眼は進行しているので、今から数年後のメガネのデザインやフレームのカラーなどを考えている。

こうして一日を振り返ると、大した出来事はないまでも、考えたり感じたりすることは多いものだ。
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2016年03月01日

うるう年

4年に一度の 「うるう年」 だった、2月29日の月曜日。

口開けは、作家志望のお客さんと肩のこらない小説談義。
転勤先を言い渡され、一報を伝えに来て下さった常連客。
第2会議室の役割を果たした、ボックス席のグループ客。
浮かない顔をした、わがままな姫には 「ブルーマンデー」 を‥

飲食業界では 「にっぱち」 と言って 「2月」 と 「8月」 は景気が悪いとされている。

景気が良かった時代なら、夜が更けるにつれ、お客さんのざわめきがBGMをかき消し、あっという間に閉店時間をむかえたものだ。

お客さんが帰った後には、その熱気だけを置いてきぼりにされた店内で、タイを外して、水割りでのどを湿らせながら、あとかたずけをはじめる。

カウンターには、明日が休みのお客さんがひとり、ボクが店をはねる時間まで待ち、ようやく寒い街角を一緒に肩を並べて歩き出す。

あの頃、忙しなかったけど、真夜中の冷たい外気の中、他愛のない会話をしながら、だれひとりいない横断歩道に差し掛かると、少し名残惜し気に 「おやすみ」 と手を振り合い、それぞれの家路に帰る。

今では、そんな光景をほとほと見なくなり、夜が更けるにつれて、静寂さが増していく。

そんな、にっぱちの 「2月」 に1日を足した、29日も終わり、今日からは3月。
卒業式を皮切りに、転勤や配置転換など 「行く人」 「来る人」 が交わり、春へと向かう。

出会いや別れにハイテンションは求めず、どんな人に対しても、分け隔てなく接していきたいね。
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