2016年02月16日

止まり木

彼は今年で30歳になる。

店のお客さんとして、4〜5年は経過し、遠路はるばる、月に一度は必ずひとりで来店される。

休日の過ごし方は、自分の好奇心に忠実である。

ある休日、午前中に電車で新潟入りして、映画を楽しんだ後、昼は寿司屋のカウンターで軽くつまむ。
昼下りから、街並みを散策しながら、ティータイムをしたり、雑貨店をのぞいたり、その足取りは軽い。

夕方になると、居酒屋のカウンターで晩酌をして、時にはビアパブだったり、寿司屋であったりする。
行先は都度変わるが、彼にとって月に一度、仕事の疲れを洗い流せる、充実した時間になるんだ。

そして、開店7時に看板の灯りをともしてしばらくすると、すがすがしい表情をした彼が今日最後の   「止まり木」 として、来店する場所となり、10時前後の越後線で帰宅する。

これができるのも、仕事をした見返りに、自分へのご褒美としているからだ。

それは、ポジティブな意味をもつ 「孤独力」 なんだと思う。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする