2016年02月07日

桑田真澄

桑田真澄はいい男だ。

盟友、清原和博の逮捕を受けて、重い口でインタビューに答えた。
数年前から 「悪い噂」 を耳にしており、その真相を確かめるべく、彼と何度も話をしたという。

しかし、清原に煙たがれ 「一切かかわらないでくれ」 とまで言われ、関係性を絶たれてしまった。
あの二人は、和解と断絶を繰り返しながら、本当に話し合いが必要なときに限って、いつもこうである。

桑田は巨人の入団当時からクレバーと言われ、マスコミからは、可愛げがなく暗いとまで言われた。
清原はドラフト会議の同情的な人気にもあやかり、やんちゃでわがままな印象を持たれながらも、その豪快な性格は球界の番長として、不動の人気を得ることになった。
そして、ともに結果を出して今がある。

そんな二人だが、清原は野球だけを見ていた‥  いや、野球すら見ていなかったようにもうつる。
だが、桑田は野球を見て人生も見る、すなわち 「木を見て森も見ていた」 のだと思える。

世の中、いいときだけ、友人と称する男は多い。
桑田は言葉しかり、清原に毅然とした態度でのぞんでいた。

人間関係なんて、カンタンさ。
言葉ではいくらでも 「心配していた」 と言えるが、その行動だけはウソをつかないから。

男は行動で信用を重ねていく性質だから、それまでの桑田は本当に清原のことを心配していたんだ。
それを身勝手にも無下にした清原のことを、はたして男と呼べるであろうか。

甚だ、男っぷりを勘違いしているところがあり、見た目の存在感に男を投影している姿があった。
しかも、周囲は神輿を担ぐだけ担いでおきながら、神輿が転倒したら、桑田や佐々木らの精鋭以外は、空目を使いながら、その場から白々しく立ち去った人が、大半だったと思える。

清原の取り巻きは、腫物にでも触るかのように接するから、本人も次第に引っ込みがつかなくなる。
そのうち、黒い交際がささやかれ、刺青を入れて、喧嘩自慢みたいな話に恍惚感を覚えるようになる。
「あれは、かっこ悪いんだ」 と言うのが、友達としての資質であろう。

桑田の魅力は、普段はおとなしい性格だけど、いざというときに行動できるたくましさがあるんだ。
野球で教養を学んだと思えるし、何よりもマウンド上で、自立心を育んできたんだと思える。

最後は神妙な面持ちで 「スポーツ選手は暴力とドラッグから、一番遠い存在であらねばいけない」 とスポーツマンらしく、社会的なメッセージでコメントを締めた。

しびれるぜ、桑田真澄‥   男らしさは外見ではなく、内面の硬派であることを学べるではないか。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Sports Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする