2016年02月06日

ちゃんぽん

ひな鳥は最初に見たものが親だと、認識する話に似ているかも知れない。

7日まで、新潟三越の催事会場で、九州物産展が開催されている。
妻のお目当である、本場 「ちゃんぽん」 を会場で食べられると知り、一緒の出かけついでに、食指をのばしてきた。

自宅から近い、専門店ののれんをくぐることはあっても、それ以外のお店であまり食べた試しはない。
そもそも、麺類は酒を飲んだ後、塩分欲しさに食す程度なので、味覚の枠を拡大したいとは思わない。
決して、ラーメンがキライではないので、このあたりの流れを説明する。

ちゃんぽんは野菜や魚介類、肉などの栄養バランスが整っており、大枠の麺の部類では好きであるが、その美味しさに感動するまではない。
なぜなら、美味しいものが多すぎて、相対的に食べられるようになったことが理由だろう。

じゃあ、昔の食べ物のほうが美味しかったのかと言うとそうじゃない。
多くは、空腹感と舌の記憶にあると思えるからだ。

新潟を舞台に食の最初を語れば、海水浴帰りに食べた、石門子の冷やし中華。
映画帰りに食べた、ヒュリカ(現・勝烈亭)のカレー、部活帰りにおかわりした、きんしゃい亭の替え玉。
そして、下町から自転車で萬代橋を越えて食べに出かけた、長崎ちゃんぽん。

若いころの空腹時の味覚が基準になっているから、いつのまにか、その味が本場になっている。
だから、ここで差す本場の味は、新潟でお店を構えて食べる 「ちゃんぽん」 なのである。
そこで、新しい本場の味を受けたとき、そのおかげで自分が選んだ本場の味を再発見できるんだ。

冒頭、ひな鳥は最初に見たものを親と思う話と、性質はどこか似ていると思わない ?

つまり、空腹感を満たしてくれたのが、最初の自分のモノサシになると思える。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする