2016年01月20日

Jazz Talk Vol.67

プロアマ問わず、ミュージシャンで自称 「ジャズミュージシャン」「ジャズシンガー」 を名のる人もいるがこの10年ほどの間、あえて呼び名にこだわりを持つ人は少なくなったようだ。

当然、良し悪しではなく、それだけ音楽性がバラエティーになってきた証だし、ひとつの枠にとどまらない表明でもあろう。

ボクが思うに、ジャズは本籍地みたいなもので、現住所がロックだろうが、移転先がポップスであろうがフィーリング的な部分では 「本籍はジャズ」 であると、自任を意味するものと言えよう。

このあたり 「ジャズバー」 も似たようなもので、会話がジャズに限定されているのではなく、社会的な コミュニケーションで、空間が成り立っているのと同じことである。

「ジャズミュージシャン」 の話に戻す。

昔はライヴ終了後、演奏者は会場の片隅に座って 「ウイスキー・オン・ザ・ロック」 を飲みながら、 クールダウンしている姿が、少し芸術的な絵になって見えたものだが、今は見なくなったという。

たまのツアーでホテルが近くにあるなら別だが、お酒よりも腹を空かせてしまうから、あとかたずけを   したら、どこか食事もとれそうな場所に移動したがる。

それに楽器を積んだ車で移動してたり、次の会場入りで翌朝が早かったりするから、打ち上げは淡泊で疲労感をお酒で洗い流す人も少なくなった。

いつの間にか、出演者も観客も健康志向になったのか、昔のジャズクラブみたいに、ウインク代わりの合言葉 「 Yeah ! 」 で、グラスを目の高さで乾杯を交わす、粋なコミュニケーションもなくなった。

ジャズミュージシャンなら、アメリカ仕込みじゃないけど、サラッとクールな人でいてほしい。
なぜなら、グリーティングセンスって、音 (アドリブ) に出るからわかるし、気どり方も冥利だからね。

ジャズミュージシャン 「かくあるべし」
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする