いつもの日曜日以上に、街中に人影が少なかった。
忘年会シーズンは、一気に人が動いて、一気に人が引ける、街の揺り戻しが雰囲気に表れる。
そんな夕方、空模様を気にしながらも、自転車で外出した。
夕方の5時前には、もうすっかりと暗くなるので、宵の口が長く感じる。
しかし、日曜は日曜らしく、街中の中心部にもかかわらず、人はまばらで車の往来も少ない。
ホテルの客室の灯りには迫力がなく、この日はマンション群の窓辺に温もりが多く灯っている。
慣れ親しんだ街だが、行先を決めずに出かけることが多いのは、好奇心からだと思う。
腹ごなしをしたいわけではなく、最初から酒を飲むつもりなら、自転車はおいていく。
そのわりに、人混みをさけたがる傾向があるので、夜の潜伏場所はあまり知られていない。
こう書くと 「夢遊病のおっさん」 に思われそうだが、これこそ息抜きの時間と場所に場面である。
こうして、明日から元のペースに戻るが、いやはや、今年もあと半月か‥
柄にもなく、一日一日を大切にすごしていきたい。