2015年12月05日

第二の人生

男は父親の年齢を意識して生きる傾向がある。

五年前に亡くなった、常連客の 「よっちゃん」 は、ボクにこんなことを言っていた。
「親父の享年51歳までは生きたい」 と、彼と同い年のボクがその年齢に達した。

50代になれば、早くは子育てが終わり 「さあ、これからが第二の人生だ」 と思うようになる。
それからが、父親が知らない年月を息子である、彼が歩むべきはずだったにちがいない。

ゆえに、彼は父親を失ってから、心のどこかで51歳になることをおそれていた気もしなくはない。

口には出さないものの、それぞれに悩んだり悔んだり、もがき苦しみながらも努めて明るい顔をして、   新たな価値観を探しながら、正気を保っていくのかも知れない。

その悲しみや喜びに男も女もなく、過去を語らぬまでも、心の深さを欲しがるようになるのかもね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする