2015年12月03日

Casiopea 3rd

デビュー35年となる、日本のフュージョンバンド 「カシオペアサード」 のBSライブ映像を見た。

途中、メンバーの交代や活動休止期間はあったものの、デビュー当時からのキャッチフレーズである 「スリル」 「スピード」 「テクニック」 は、サウンドの響きは変わっても健在であった。

カシオペアがデビューしたころ、ジャズの愛好家からは 「ガキの電気バンド」 ぐらいのイメージしか  もたれてなかったが、頭角を現すまでさほど時間を要することなく、若者を中心に絶頂期をむかえた。

そのころ、多くのフュージョンバンドがあったが、どれも変わり映えしない印象になっていく中で、次第にカシオペアだけは、特別な評価を浴びるようになっていた。

フュージョンというと、同じリフばかりで、即興性に欠けるので飽きるという意見が大半だったが、それは質の悪い即席フュージョンであり、その見方は誤解されていたと思える。

なぜなら、同じインストものでありながら、ジャズのテイストをバンドの軸にしてしまうと、カシオペアの  アイデンティティーは損なわれてしまう。

彼らが4ビートを演奏したところで、元々のノリが違うから、ジャズのグルーヴ感を出せるとは言い難い。
それに、ハートがどこにあるかわからない音楽をお世辞にも 「いいな」 とは思わないだろう。

基本的にロックビートだから、瞬間をビシッと決めていかないと、チンタラとなにを聴かされているのか、わからなくなることもある。

つまり、即興演奏に走るバンドではなく、綿密に構成されたパッケージなステージに魅力があるんだ。
それに、その音楽にはその音楽のセンスや難しさがあるから、一概に良し悪しの話ではないからね。

だいぶ前に、ジャズギタリスト 「渡辺香津美」 が、雑誌のある対談で 「オレは、野呂のようなギターは弾けないな」 とコメントし、あとから知らされた 「野呂一生」 は感激したという。
その背景 「カシオペアの音楽を聴いてくれていたんだ」 という、よろこびをかみしめたようすである。

そんな 「カシオペアサード」 のリーダーとして、紆余曲折ありながら、35年もバンドを牽引した実績はコンポーザー (作曲) 兼 ギタリストとして、そろそろ集大成を語れる円熟期に入ったであろう。

We Love Casiopea 3rd !
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする