2015年11月08日

コミュニケート

新潟市東区で70代の女性が特殊詐欺にあい、その被害額は三千万。

指定された別々の住所に複数回、宅配便で現金を送金後、家族に相談して事件が発覚したとか。

劇場型詐欺らしいが、巧みな電話指示に動いているのだから、極めて心神喪失状態だったと考えにくくいつも思うのは、現実に払ってしまう人がいること。

一連の事件について考えると、被害にあっているタイプは 「孤立」 している人じゃないのかな。
また、なまじっか身持ちがいいと、お金目当てに人が近寄ると過信しているから、お天道様の下へ出て、人と接しなくなり、自己防衛に考えがおよびすぎて、気軽なコミュニケーションができなくなるのでは。

街中で、こんな経験したことない ?

ポツンと独りでいるとき、だれかからやさしく声をかけられたりすると、少しうれしく感じたり。
暇を持て余しているとき、異性からタイミングよく入ったメールに、どこか気分をなごまされたり。
その感覚は大切なんだけど、少し冷静にならないと 「危ない橋」 を渡りそうになることもある。

ケータイのない時代、こんなことなかった ?

何日か部屋を空けて帰宅したら、だれからも留守番電話が入ってなかった、言い知れないさびしさ。
暗がりに赤い光だけが、ポツンと浮かびあがっているから、よけいにさびしさを感じてしまったこと。
「気にかけてくれる人はいないのか」 「おいおい、何かあったら、部屋で野垂れ死にかい」 とかさ。

そんな小さな孤独感を味わってきて、孤立化しないための社会性や社交性を自然と身につけたと思う。

昨年、実の母親と東京の伯母のもとへ 「息子」 と語る、不審な電話が入ったという。
その際、ボクと電話確認したから、トラブルに巻き込まれることはなかったが、被害にあった人たちは、不測の事態に親族や友人に相談できる信頼関係はあったのだろうか。

ほとんどのケースは、突然のことに取り乱し、独りで解決しようとしたあげくに、後の祭りになるのは、  孤立型の典型的な行動パターンであり、ボク自身の出来事としてふりかかるおそれもあるからね。

信用上、コミュニケートできる相手を身近に作っておくことが、高齢化社会の予防かと思える。

ネットやラインは幼児性がひそみ、言葉に危険性もはらんだ、少しバーチャルな道具である。
だから、大切なことほど、直接電話をしてコンセンサスをとるか、日常生活で気軽に会って話をできる   相手がいれば、何者かわからない人間に大金を出すような被害者を、未然に防げるんじゃないのかな。

そういう、自分を守ってくれる人間関係を作らなかったから、突拍子のない電話に反応するんだ。
孤立は精神的な不安感をもたらすから、普段から生身のコミュニケーションをしておくべきであろう。

つまるところ、人が人を判断するモノサシは、結局は自分だけなんだよな。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする