朝、目覚めたとき、人それぞれ 「気持ちがいい」 場面があると思う。
カーテンを開けたら、秋晴れが広がっていたとき。
洗いたてのシャツに、袖をとおしたとき。
ネクタイの結び目が、一発で決まったとき。
朝の定番 「今日の運勢」 がよかったとき。
ボクの場合、目覚めは朝ではなくて、昼になるけど、それなりに気持ちのよさもある。
一日のはじまりは、シャワーを浴びてコーヒーを飲み、空をながめてリラックスするのが長年の日課。
早い時間に用事があっても、このパターンを崩さないのは 「かくありたい気持ち」 で外出したいから。
30代のころは、出勤途中の車内で、シェーバーをあてたり、決まりの悪いネクタイの結び目を直したり。
習慣の動作と気分に余裕がないと、一日のはじまりが出遅れたようで、時間が恨めしい気持ちになる。
前日の疲れが残っている朝などは、少しあわただしい時間になっていた。
気持ちの上では、自己満足だろうが、朝の 「ルーティーン」 (決まったこと) は、変化を要する日常に対応するためにも、一日のはじまりとしては、気持ちのいい習慣となる。
今話題のラグビー日本代表 「五郎丸」 のゴールキックも、最たる ルーティーン。
集中力を高めるために、リラックスできる時間を作るのと、本質的には何も変わりのないことである。
バーでも、オーダーの仕方に 「ルーティーン」 を持つ、こだわりのお客さんもいるからね。