今月6日 水族館の 「イルカショー」 を眺めながら、2010年に公開された ドキュメンタリー映画 「コーブ」 の映像が頭の中でよみがえってきた。
21日 イルカの入手方法をめぐり、国際動物団体から水族館に、圧力がかかったことは記憶に新しい。
一見、水族館を矛先にしているようだが、当面の狙いは和歌山県大地町で行なわれている 「イルカ漁」 であり、真の狙いは動物愛護を立てにした 「寄付金」 のような気がしてならない。
イルカ問題の賛否を問うことは別にして、動物の命について個人的な見解をつづってみたい。
地元テレビの街頭インタビューでは 「イルカショーを見られなくなったら、これからの子どもたちが かわいそうだ」 と清廉潔白な意見が多かったし、子どもの純真さを利用している印象も受けた。
まあ、その質問内容と少ない情報で意見を言わざる得ないのは仕方ないが、日本はイルカを食用として伝統と文化を育んできたことを知ってか否かは、どうなんだろうね。
食生活において、日本には日本の論理はあるが、個人的にイルカの肉を食べたいと思ったことはない。
以前、イルカに限らず、牛や豚の殺生場面 (食肉処理) を見たとき、もう少し思いやりのある方法は ないだろうかと書いたが、それは今も変わらない。
ただ、情操教育において、動物の命を殺めて生きるのが人間であることを、キチンと教えていかないと、命の本質を学べないような気がするけどね…