2015年05月08日

掘りの和金

今年はさわやかな5月を通り越して、いきなり初夏になりそうな気配がする。

7日 午後2時半、乗るバスを間違ったことに気づいて、途中下車した停留場が市役所前。
そのあと、正規のバスを待つ10分ほどの間、白山神社の塀に沿うように流れる掘りを眺めていた。

そこには、金魚すくいの定番 「和金」 が、小さな群を作ってゆったりと泳いでいた。
和金は環境に適応しやすく、品種改良された金魚より、丈夫で長生きをする。

6日 水族館で観賞魚を見て回ったが、ボクらの世代は金魚の中でも和金になじみがある。
近所の床屋や食堂の片隅には、コケでおおわれた水槽や金魚鉢には、和金か出目金がいた。
聞くと決まって、子どもが縁日の金魚すくいで取ってきたとかいう。

最初はカワイイと思って飼うが、大概は飽きて見向きもしなくなる。
観葉植物であれば、和金はサボテンと同じで、少しものぐさ感があっても飼育に適している。
きっと、掘りの和金も飽きられたか、飼いきれなくなったから、ここに放流されたのだろう。

和金は庶民の遊び道具にされた後、適当に鑑賞されて、飽きたら見捨てられる運命にある。
ところがどっこい、和金は丈夫で環境に適応しやすく、もとをたどれば金魚の祖先なのだ。

そんな和金を上から眺めながら 「人間を嫌ってるんだろうな」 と思いつつ、能動的に生き抜こうとする 生命力は大したもんであり、ボクが知る和金は20年以上は生きたとか聞いたなあ…

「おっ バスが来た」  今度こそ乗るバスを間違わないようにしなければ…  クソッ 二度払いだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする