夕方のニュースで、新潟市の中学教員がクラス全員に給食を食べさせず、減給処分にされたという。
その理由、教室のヒーターを破損した生徒がいたらしく、いさぎよく名のり出るまで、約4時間教室で缶詰にしたことを後日、親が体罰あつかいとみなし、教育委員会に訴えたとか。
その教師のやり方は不適切だけど、ボクはもしかしたら、こういう教師も必要なんじゃないかと思った。
普通なら、めんどうだと見て見ぬフリをするか、形式的に注意だけするか、問題を問題にしないだろう。
こうなると、生徒は 「ああ、この教師なら、何をしても怒らんぞ」 と、つけあがる。
だから、教師は真っ向から、生徒に善悪の区別をつけることを教えたかったものと思える。
なにも、犯人探しだけが目的じゃなく、傍観に対するわがクラスへの問い掛けもあったんじゃないか。
ただ… やり方がいけなかった。
その昔、学校でワルさしたら 「みんなで先生にあやまりに行こうか」 そんな仲間意識もあった。
じゃあ、あやまりに行って、先生が怒ったかと言えば 「しょうがねえなあ…」 ぐらいで終わり。
ちゃんと、おとしどころも考えていたと思うわけ。
それと、もし壊した現場を見ていながら、だれも気にとめない感じも気になったんじゃないかな。
もっと、クラスの絆のようなことを教えたいのだが、その先のPTAが理想論で居直ってしまうとかさ。
だけど… 指導が空回りした。
意外かも知れないが、ボクに子どもがいたら、こういう教師のもとにあずけたいね。
まず、子どもの心を折るような、陰険なイジメがおきない教室だろうと期待できるモン。
数年後… その生徒たちは、逆にこの教師に対して、申し訳ない気持ちになるんじゃないか。
最近の 「ロリコン校長」 「スマホ盗撮教師」 に比べれば、キチンと仕事 (教育) してるじゃん!