2015年03月11日

息子 時々 娘

ボクらの年代まわりでは 「更年期のおやじ」 と 「思春期の子ども」 「社会人デビューの子ども」 との熱き攻防が繰り広げられているようだ。

息子が登校拒否をおこし、母の説得空しく部屋へ閉じこもる姿に業を煮やし、扉をぶち破ったおやじ。
息子が親に上等な口を利きはじめたことに怒り、フライング延髄蹴りを喰らわしたと豪語するおやじ。
学校でくだらんワルさをしたとかで、息子の帰宅を待って玄関先でヘッドロックをしたおやじ。

真相や信憑性は不明だが、これらの事例はお客さんたちが、カウンターでもらしていた酒場の戯言。
だけど、出来事と戯言には、きちんと愛情がこめられている。
その証拠に、コンビニの袋の中には、子どもに買ったと思える甘いモノが入っているんだからね。

息子は言葉では反抗するものの、父親相手に力でやり返すことはない。
親に手を上げることだけは、仁義に反することだと感じているからだ。
それだけでも、ボクは見込みのある息子だと思える。

共通しておかしいことは、なぜかおやじの口からは 「プロレス技」 が飛び出てくること。
本当のケンカなら、延髄蹴りとかコブラツイストなどは、実戦では役に立つわけはあるまいし、せいぜいヘッドロックで動きを封じるぐらいで、技にシャレを効かせて語るところは、かわいいと思わないか。

やっぱり、昭和のおやじは 「アントニオ猪木」 や 「ジャイアント馬場」 の影響が残っている。
中には 「ミル・マスカラス」 のテーマソング 「スカイ・ハイ」 を流しながら 「フライングボディアタック」 をかますなんて、おやじもいたけど…  おいおい、ケガするぞ。
ボクがおやじなら 「ザ・シーク」 ばりに、口から火を吹いちゃうけどね。
男の子 (息子) ならまだいいが、女の子 (娘) にもなると、少しむずかしいだろう。

今晩、東京の幼なじみの友人と電話で近況を交わした。
話によると数年前、短大へ進学する娘のために、二百万の学資ローンを組んだという。
しかし、それから娘は夜のアルバイトで (キャバクラ) 何と一ヶ月で、百万円を稼いだらしい。
それも、学費を返すどころか、正月になると自宅に帰ってきては、お年玉をせがむんだとか…

そうそう、もうひとりいたなあ…
別れた前妻との間にできた娘が、金欠になるとおやじの家に姿を現して、お小遣いをせびりにくるため、まるで 「家庭内詐欺」 にあっていると、頭を抱えているとかさ。
昔から、おやじというのは、娘にはからっきし弱いんであって、どうしようもねえよなあ… (笑)

昭和のおやじは、息子にはマッチョなんだけど、娘を相手ではヘタレなんだよな。
もし、ボクの娘がキャバクラでアルバイトすると言ったら、頭ごなしに反対こそしないが、「毎週、お店に覆面をかぶって、ど派手な衣装を身にまとって、指名でいくけどいいか…」 と、交換条件を出すだろう。

親子の愛情に眉をひそめたりしないが、ハッキリ言えることは、おたがいを愛していることだ。

posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする