2015年02月17日

Impressions

男の魂がヒートアップするジャズはなんじゃろうか。

まあ、花形は サックス かな。
空間を埋め尽くすほどのブローをもって、ハイスピードでかけぬけていくようなハードな演奏。

カクテルジャズ ムードジャズ しか聴いたことがない人からすれば、「そんな演奏はあるんかいな」 と言われそうだが、あんまり求められなくなっただけで、「あるんよ」
じゃあ、いつごろのだれの演奏になるのか、ここが割れどころである。

「ジョンコルトレーン」 は、はずせないね。
人気曲 「インプレッション」  メンバーは 「黄金のカルテット」 と呼ばれたあの面々。
中でも、「マッコイタイナー」 が、うなりながら鍵盤を炸裂 「これでもか」 と連打、連打する姿。

「オトマトペ」 で伝えれば シンバル音の 「バシャーン」 に、ベース音の 「ズンズン」 とか。
しかし、執筆を職業とする人たちは、一般的にこういう文章表現を嫌う。
だけど、音楽の擬音は表現迫力としては、とても伝わりやすいと思っている。

経験上 「凄いなあ」 と思ったときほど、短いオトマトペで表現しているもんだ。
外国人が発する 「ワーオ」 や 「イェー」 など、そのときの心情がダイレクトに伝わってくるから、   場の表現方法としてはわかりやすい。

ジャズのトークショーなんかでも、単調に同じ声域で難しい単語を並べられていると、たとえその内容が良くても、次第に飽きてくるものだ。
つまり、伝え方に迫力をおりまぜることにより、最後まで聞き入ってしまうのは興奮させられるからだ。

ジャズヴォーカルでも、スキャットのように、「ダバ・ダバダ・ダバ…」などと、歌詞にないアドリブによる   盛り上げ方を知っているから、引き込まれたりするんであってさ。
だから、オトマトペも、効果的につかえば問題はないんだ。

僕自身、ノッているときは、頭は真空で無呼吸状態。
演奏中の 「タメ」 や 「キメ」 あるいは 「ブレーク」 で、無意識に声が上がりその高揚感は一気に  加速する状態となる。

たまに聴いてみたいジャズは、酸欠状態をおこすような演奏。
それも、小さなハコ (ライヴハウス) で、スネアーが甲高く鳴り響き、マシンガンのようなフルスピードで汗が飛び散るような至近距離を、もう一度体験してみたくなる。

そんなミュージシャンを探しているんだけどね。
パッションなんて言葉は置いておいて、テクニカル的には上手くなっているわけだし、若手はチャレンジする意味において、こういう演奏をどんどんやってほしいと思う。

若いうちから、ロマンティックさを意識してやろうと思っていたら、つまらない個性で完結しちゃう。
アグレッシブだからこそ、ミディアムテンポの美しいバラードが、いちだんと引き立つわけであってね。
いろんな言葉で反応しあうのがジャズだから、次第にどんな言葉にも返せる言語音楽なんだと思う。

そのなかのひとつとしての 「オトマトペ」 であろうか。                      
posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする