2015年01月30日

My Dear Life

渡辺貞夫さん (81歳)

この人を語るとき、年齢を取上げることは、失礼にあたるかも知れない。
こんなに音楽 (ジャズ) と、真摯に向き合っている人も、そういないとあらためて思わせられた。

25日 BSでオンエアーされた 「渡辺貞夫 スーパー ビッグ バンド」 最新のライヴ映像。
結成は 97年12月 幕開けは、渋谷オーチャードホール。
当時、僕は客席で聴いていたが、ヒステリックに吹くことなく、気品のある音色が印象的だった。

あれほどの経験と実績がありながら、プライドめいたことをほのめかすことは言わない。
音楽を心から楽しんで、好きなことをやっている 「大人のオタク」 なんだ。

オタクというと、世間の評判は否定的だ。
しかし、若いころから、本人は練習が楽しくて仕方なく、眠りを忘れてしまうほどだったという。
それに 「上手くなりたい」 一念が強いから、世間からどう思われようが気にもならない。

つまり、一流になる人は、みんなオタクを極めた 「プロフェッショナル」 なんだ。
並みのオタクなら、技量と関係なく 「オレの純粋さを認めない奴らはバカだ」 と錯覚するだろう。

音楽は情操であることから、人間性を豊かにしてくれる。
だから、アーティストとは、敬意をもたれなければいけない存在だと思う。
それは音に現れるものだし、あの 「ナベサダ・スマイル」 に、人柄がにじみ出ているではないか。

ラストナンバー 「マイ・ディア・ライフ」  …  貞夫さん、そのものである。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする