2014年11月20日

Till Bronner (Tp & Vo)

毎年、クリスマスシーズンに合わせ、それらしいジャズのアルバムを店に用意しておく。

だからと言って、ありきたりな企画モノを流すだけではつまらない。
「チェット・ベイカー」 のトランペットとヴォーカルのように、甘美で枯れた感じもいいが、それだけでは  ダークすぎるし、どこか青春の盛りがないとカラフルなツリーも、すすけた白黒に見えてしまう。
ここはやはり、色気も欲しいところだ。

それにだれもが自然と口ずさめるメロディーのあと、少し感傷が残るぐらいがいい。
ならば…  「ティル・ブレナー」 だ。
アルバム  「チャッティン・ウィズ・チェット」 (チェット・ベイカーに捧げる) に、決めた。
クラブ風のアプローチなので、訳し方は人それぞれだが、まあ、今年はコレで行こうか。

その中から、「ノット・ライク・ディス」 という、わずか2分半ほどの曲が入る。
トランペットとピアノのデュオ (二重奏)で、男女をやさしく包んでくれるようで好きだ。
30秒ほどのピアノのイントロのあとから、むせび泣くようにトランペットが語り出す。
彼の語りをジャマすることなく、彼女はきれいな接続語と相づちを打ちながら次の言葉を待つ。

ライナーノーツにも、名演にも取上げられていない曲ながら、この一曲だけでもアルバムの価値は     高まったし、僕の中では、「隠れた名演」 として、いつまでも心に残るものとなった。
そんなジャケットにも、心が奪われそうである…  When I Fall In Love

今夜、クリスマスツリーをセットした

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする