2014年10月22日

システム手帳

紀伊國屋書店の一角では、早くも来年はじまりの 「システム手帳」 が、平たく積んであった。

もう使う必要はなくなったが、システム手帳には少々こだわりがあった。
サラリーマン時代、年度変わりになると、新しい手帳に切りかえることになる。
面倒なのは、所要なデータや各々の連絡先など、書き写す作業がある。

特に連絡先が多い人になると、そのころ普及しはじめた携帯番号は元から、オフィスや自宅の番号、    自動車電話にポケベルにファックス、それに行きつけの店のナンバーまで、書き写すのも苦労した。
その連絡先の多さが、顔の広さを誇っていたり、多忙さを示すバロメーターであったり。
もうひとつつけ加えれば、なかなかつかまらず、睡眠時間の短さを自慢する風潮もあったね。
つまり、それだけ連絡先を教えてくれるのは、たぶん人恋しいんだと思える (笑)

話を本題へ戻す!
ポケットサイズのアドレス帳もあったけど、名刺入れも必須アイテムながら、かさばってしまうので、   書く手間はあれど、できればシステム手帳一冊でまとめておきたいもの。
肝心の記入による中身だが、使いはじめの春のページぐらいまでは達筆なんだけど、初夏あたりの     ページになると、次第に殴り書きになってくる。

筆おろしは丁寧 前期は達筆 後期は乱筆。
読み返すと、ところどころに心境の変化が、字体となって表れている。
ブルーペンで雑な文字を走り書きしながら、内心は 「早く期が終わって、新しい手帳に切りかえたい」と思っていたあのころ。
振り返ればシステム手帳とは、一年間の心境が描かれている、一冊のオムニバス本にもなる。

今は近代的に、手持ちの通信機器で代用できる。
それに打合せで生返事をされながら、視線も合わせられることなく、手元の代替品だけをいじられてたら僕ら世代からすればコミュニケーションしにくいし、モノには限度があることを強制的に教えたくもなる。
それでも書店に専用コーナーが設けられるんだから、ビジネスツールとして筆記力は根強いんだろうし、またそうじゃなきゃいけないと思える。

電子機器が新ジャンルではあるが、僕にとっては 「リトマス試験紙」 のようにも思えてしまう。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする