2014年09月24日

吉幸四回忌

アイツは 「つむじ風」 のような男だった。

24日 店の常連客であった、よっちゃん (享年46歳)の四回忌である。
無神論者ながら、彼への想いをつづることが、友情の証だと思っている。
それは、だれかに読まれることを想定してのことではない。

おたがいの人生、心の傷が癒えてないころ、最初は店の客として出会った仲だ。
奇遇にも同じ年齢が幸いしてか、打ち解けるのは早く、屈託のない少年っぽさが魅力だった。
一緒にいると、いやな出来事もまぎれるような楽しさがあったが、それは彼も同じだったという。

今思えば、仔犬が二匹して、じゃれあって遊んでいるような感じだった。
僕は二匹で暮らす犬小屋があるけど、彼は一匹の犬小屋に戻る日が続く。
別れ際になると、少し寂しそうな顔を向けて、小さく手を振る姿が愛しくも思えた。

女にはモテた。
色気があり、遊びを知り、ムリに悪ぶるところが憎めなかった。
しかし、「あなたは帰ってこない」と、結婚生活に破滅性もはらんでいたらしいが、離婚後にも前妻の   息子と内緒で会っては、遊んでいた優しさも知っている。

寂しさをまぎらわすかのように、お店に現れたのは2009年の秋。
エピローグを重複するようなことはしない。
彼は幸せを作っては壊す人生を繰り返し、個人で生きて最期は個人で逝った。
ひとことあるとすれば、もっと早く出会いたかったのが、偽らざる気持である。

嬉しかったことは、僕の妻を大切にしてくれたこと…  あれが本当の人間性だったんだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする