2014年09月21日

独立否決

スコットランドの独立の賛否を問う住民投票は、賛成45%・反対55%で否決となった。
先進国でも中央と地方の在りかたに、待遇の格差や考えに隔たりがあることを世界に知らしめた。

僕は僅かな差でありながら、独立反対派が得票数を伸ばすと予想していた。
国際問題を語れる頭はないが、何となくわかったことは、往々にして人は無意識に保守化していること。

有権者は独立後のリアリティーを曖昧に感じ、気勢のある賛成派のロマニズムに賛成しただけとなり、僕の目には寧ろ、投票段階で大きく深呼吸をしたようにさえ映った。
昔、新潟港から北の楽園とされた大型船に乗りこむような、そんな心境だったかも知れない。

日本でも、政権交代に期待をかけたけど、民主党は自民党時代と何も変わらなかった。
それなら、お灸を据えられた自民党に、もう一度やってもらいましょう程度だった。
結果、社会がもつ独特ないい加減さが、国民に虚しさだけ残して、現政権に至っているわけだ。

人は基本的に、保守的だと思っている。
仕事でも、直前になって変化を嫌い、「やっぱり、やめておく」は、よくあること。
大きなことを言って失敗すると、後から責任をとらされるから、中立の立場で様子をうかがうことが    最も安全な生き方だからね。

その結果が違ってくると、「誰々さんから、言いくるめられまして」と、保身に走るものだ。
慌てて被害者意識を持つぐらいなら、最初から 「保守派でいろよ」って、話であってさあ。
何か新しいことをやろうとする挑戦心は美しいけど、中にはロマンにロマンめいている人も多いわけで、人なんて口で言うほど覚悟してないと思っている。
だってさ、投票前の世論調査では不確かな瞬間ながら、賛成派が反対派を上回っていたでしょ。

まあ、変えることも改革だけど、変えないことも改革であり、だから世の中はおもしろいのである。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする