2014年07月01日

深夜の帰路

アルコールがほどよく抜けたのは正午に近かった。

日曜の夜、古町界隈を友人とふたりで3軒はしご酒をした。
街中はお世辞にも活気があるとはいえないが、おやじふたりは活気があった。

乾杯は、ガロの 「学生街の喫茶店」など、昭和歌謡曲が流れる大衆居酒屋でまずは生ビール。
そのあとは好みの酒に切り替え、シンプルなつまみで欲求を満たす。

他愛もない会話を小休止したとき、同じカウンターに同世代と思える女性がふたりで座ったので、     目配せするのは男の性(さが)ながら、最初の注文は聞き逃さなかった…   コーラ!
テンションの違いに、この交流は無謀だと判断した。

その先の甘い欲望に、もう心がときめくことはない。
清廉潔白ではないが、むやみに鼻の下は伸びないし、年齢的に淡白となるのは男の摂理。
ややこしい言い方だが、その場限りの会話も大切にして、人生の後半も楽しんで行きたいというか。

そんな時期にさしかかっているんだと思う。
その上で、「どういう人と出会いたいか…」ってことで、半世紀も生きてれば自ずと実感ずいてくる。
何でかって言ったら、くだらない話に花を咲かせながらも、いずれは協調性を要することがあるから。

ハイペースで飲み歩いたせいか、普段よりも限界は近かった。
もう若くないから、相応な酒の量になったけど、相応だから笑って楽しく飲みたくなるもの。

柳都大橋の交差点で名残惜しくも、理屈とは少し違う感性で、それぞれの帰路へ歩いて別れた。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする