2014年06月23日

夜の書店

大型書店の閉店一時間ほど前になると、だんだん店内が静かになっていく雰囲気が好きだ。

店内はまばらな足音しか響かず、騒々しい学生もいないから、ゆったりと本を眺めていられる。
それが日曜の夜ならば、なおさら適した空間となる。

日曜の夜、書店で過ごしている人たちは、どんな人々なのであろうか。
なにげなくあたりを見渡すと、意外にも若い女性が多いことに気づく。

仕事で少しお疲れぎみのOL (どこかの販売員さんかな)
月曜休みが多いと思われる、美容師さん
友だちが少なそうな、細身でメガネの文学少女風
無気力に雑誌をめくっている女の子は、バスの時刻でも調整しているのであろうか。

ひとりひとりが素顔で、思い思いの本を手に取りながら、ぼんやりページを眺めている姿を見かけると、人にはそれぞれストーリーがあると思わせられる。
その中にはひとり寂しく、だれも待つ人のいない部屋に帰りたくないので、知らないだれかと過ごせる  この書店で、少しでも身を置いておきたいのかも知れないね。

夜の書店、閉店が近づくにつれ会話が遠のき、足音をひそめた人の気配が消えていく雰囲気が好きだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする