2014年05月27日

By The Window

このところの新潟駅前や万代周辺には、全面ガラス張りの大型飲食店が増えた気がする。

20年ほど前に流行った 「パリの街角」をイメージした 「オープンカフェ」をガラス張りにしたタイプ。
流行るのは構わないが、困るのは飲食をしている姿を通行人から見られること。
見られるのも風合いながら、ゆっくり食事をしたい人にはおちつかないものだ。

ファミレスの窓辺なら客も慣れてるし、通行人も今さら気にとめる様子もない。
それが内装に凝ったレストランともなると、しばらくは注目度の点で通行人から覗きこまれる。
厄介なことには、仕事帰りに女性と食事をしていたのを、ガラス越しから会社の人に見られて、それから大きなお世話を焼かれるようになったとか。

昨夏まで、やすらぎ提の川辺で行なわれてたサンセットカフェが、今夏から万代橋のたもとへ移動した。
これも歩道の椅子に腰かけて夕日はもとから、道行く人たちや車の往来をぼんやり眺めて過ごすのが流行なのかなと思ってしまう。
今は、ウォーターフロントのような川辺に映った夜景や、自然と建造物のコントラストを楽しむよりも、  光りがあふれる雑踏の景色を楽しむことのほうが、感覚的におしゃれなのかな。

僕は古いタイプに入ると思うので、女の子と一緒に窓辺の席でお食事することになったら、なんだか    こっちがテレちゃうかもね。
思わず緊張して、店員さんの小さなミスに対して英語で 「パードゥン!」なんて言ったりしてさ。

以前、夜の通行量が多いレストランで、こんなやりとりを目撃したことがある。
カップルで来店した男性客が店員に、外から見える窓辺の席を指定した。
すると連れの女性がすかさず、「あまり目立たない席でお願いします」とリクエストをさえぎった。
女性はスタイル抜群でロングヘアーの美人タイプだが、どうも釣り合いが取れていない気もした。
男の心境からすれば、店の外からも一番目立つ席でディナーとシャレこんで、その関係を大いに      アピールしたいところでもあろうか。

しかし、女からすれば、男はこの人だけじゃないのよと、客観的な私もいるのであろうか。
一見、夜の接客業の同伴出勤にも思えなくもないが、男の鼻の下の長さに比べれば女は冷めている。
男の興味は独占欲だけど、女にはしたたかな計算もある。
それに会話のはずまない状態を、ガラス越しで見られたくはないもの。
たとえ商売であっても、他の同伴客には見られたくないから、なおさら目立たない店で過ごしたい。
男からすれば、目の前の紅一点だろうが、百戦錬磨の女は、いろんなタイプの男を知っている。
だから、「キャー、こんな素敵なレストラン、わたしはじめてー」なんていわれても、なんのことはない、 実は5回目ぐらいだったりする。

外からオープンな飲食店は安心で健全だろうが、そこそこ秘密の男と女は窓辺の席は避けるものだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする