2014年03月04日

ストレート

スコッチウイスキーの「飲み方」には、ルールはない。

この時季、こんな飲み方をしている。
ティスティンググラスに、お湯を4/1ほど入れて、しばらくグラスを温めておく。
お湯は捨て、好みのスコッチをほぼ同じ分量を入れる。
そうすると、とてもいい香りが立ち込めてくる。

香りの表現方法に正解はない。
スコッチの香りをかぎながら、ゆっくりとストレートで舌を通過させてのどに流し込む。
じんわりと香りがしみてくると、「あー、今日も終わったなあ…」という気分にさせてくれる。
飲み方やラベルは、ほどほど自由だが、この時季に限ってはこんな飲み方をお薦めしている。
ちなみに好きなスコッチラベルは、スペイサイド系の「クラガンモア」「ノッカンドオ」など…
もう少し気候が暖かくなってくれば、「ハーフロック」(飲み方)に切りかえるだろう。

追記ながら、すぐに情報が取り出せる現代なので、「ウイスキーのお勉強」みたいなことは書かないが、今後は少し個人的な嗜好も書き出してもいいかと思っている。
あくまでも「オフィシャルボトル」の範囲で、飲んでいただけるお客さんがいる前提において、そろそろ  バックバーも程度問題で充実してきたからね。
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2014年03月03日

終わりのはじまり

月初は何かと忙しないのが常。

通常の会社なら清算や棚卸など、内部業務が増すであろう。
また、営業実績によっては、夜の過ごし方にも影響を及ぼすであろうか。

第1週、会議などの打ち合せも多い。
その流れに乗って、街中へ繰り出す気分の人もいるだろう。
まして、3月決算であれば慌しさの中で送別会など、定例行事も目白押しとなる。
それに入学卒業シーズン、進学や就職などの新生活に備え、全世代が忙しくなる。

第2週〜3週にかけては、別れの花束を手にした人たちが、街を行き交う姿が目立ってくる。
現職優遇のよそよそしい態度とは違い、転勤や退職していく人たちへの形ある礼儀でもある。
恩恵はないかも知れないが、本当の人脈をもっている人は、立場で態度を変えないところにある。

第4週、街の雰囲気は好きだ。
街中の集団行動は目立たなくなるものの、どこか年の瀬と似た空気が漂っているもの。
その表情には、今期の安堵感や来期への緊張感が、入り交じっているようにも見える。

このあたり、僕自身が会社勤めをしていたからわかることでもある。
充実感を持てた年もあれば、問題を持ち越した年もあり、常勝年度などありえない。
それでも、「終わりのはじまり」を割り切らないと、いつまでも負の感情を引きずるだけだしね。

そういう意味でいえば、本道の水商売視点ではないので、問いかけに応じられるのかもしれない。
例えるなら、ドラマの刑事が隠語を交わす必要のない、小料理屋の女将さんのような感覚に近い。
カウンターは、間合いが詰まった夜のデスクとなるから、傾聴の基礎を築きやすい席だと思える。

それができて、一人前の男のような気もするし、本当の心境は「男はつらいよ」なのかもしれないね。
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2014年03月02日

ひと安心

出来事は28日の夜…

当店で会計を済ませたお客さんが、タクシーで次に向った先は古町界隈にある某バー。
身につけていた財布が、見当たらないのに気がついたのは、着席してからすぐのこと。
顔面蒼白で、それまでの行動を思い浮かべても不明なまま。

冷静に考えれば、万代から古町をタクシーで移動したので支払いは済ませている。
ということは…  タクシーを降りた地点から、某店まで歩いた道でしかおとせないはず。
紛失場所は特定できるが、週末の通行量と奥まった薄暗い小路なだけに見逃してしまいがちだ。

スリなどの犯罪に巻き込まれた形跡はないが、財布は依然として不明なまま。
早めにカードの使用停止と、警察に遺失物届けを出すように勧めるしか他はない。
あとは「いい人」に、拾われていることを願うばかりである。

願った甲斐もあり、それから見つかったのは明け方近く。
某店の中庭(アプローチ)の暗がりに、そのままの形でおちていたのを店主が拾い本人へ連絡。
翌日、僕も気になっていたので本人へ連絡したところまでが…  ここまでのあらましとなる。

生業がら遺失物をめぐり、空気が一変したこともある。
本人だけでなく、その場が緊張感に包まれるから、酒場の掟としては自己責任となる。
僕自身、幸いにも酔って街中に財布をおとしたことはないが、20代のころ新宿歌舞伎町で「かわいい  金額」を請求された経験が何度かあるぐらいだ。
しなくてもいい経験から、稀に「酒の飲み方」を学ぶこともあるが、できれば後味悪い思いをすることなく安心して酒場を楽しめるに越したことはない。
そのためにも、自分の眼力は大切となる。
それが遺失物なら、こればっかりは拾った相手が「どういう人」かで決まるからね。

歓送迎会の時節…
門出の喜びや感極まる夜となるだけに、財布のトラブルだけは注意してほしいと切に願う。
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