2014年01月19日

無常の鉄則

一週間後、新聞の見出しには、黒抜きで大きく「白鵬全勝優勝」と刷られているだろう。

盤石の強さに加えて、無類の上手さが光る大相撲初場所7日目。
そう書いても、「勇み足」にはならないであろう。
なにゆえ、相撲が美しい…

大相撲の人気が、回復の兆しを見せている。
最大の焦点となる、「稀勢の里」の綱獲りが5日目に絶望的となり、代わって名を馳せてきたのが、   救世主になる可能性がある前頭の「遠藤」
弱体化した日本人力士に、渾身の喝を入れられる逸材かも知れない。

日本人は、詫び寂びの世界を大切にする。
だけど、それは良いほうにも悪いほうにも傾くからいけない。
力をなくして引退する者、番付を落としていくだけの者へ、情緒的になりすぎていたと思える。
勝負(スポーツ)の世界、去る者を追ってはいけない無常の鉄則がある。
なぜなら、それによって、育つ者を見逃してしまう可能性があるからだ。

 「老兵去るのみ」 (ダグラス・マッカーサー)
覚悟して角界(相撲界)に入門してきたんだから、去り際にもそれなりの覚悟が必要となる。
長年貢献した力士に、情(声援)をかけるのは、去り際の美学でもある。
しかし、その情緒が伸びる力士に目を向けてなかったのも、今日の姿なのかも知れないんだ。
「遠藤」の出現は、大相撲ファンにとって、評価眼を試されている存在になるであろう。
強さにはポジティブな眼力も、持たなければいけないと思う。

僕自身、大相撲ファンとして、新聞の見出しを変えたいからね…  「松鳳山初優勝」とさ!
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Sports Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする