2013年12月14日

冬の鯉のぼり

まあ、こう冷え込みが増してくると、「ホットウイスキー」で体を温めたくなる。

バーボンに、沸騰させたお湯を注ぐ。
凍えた両手をグラスで温めながら、しばらく湯気をボンヤリとながめる。
グラスにすぼめた唇をあて、最初のひとくちをゆっくりと喉へ流し込む。
全身に熱さがしみわたり、バーボン特有のコクと香りが立ち込めてくる。
きっと、今日一日が終わりに近づいていることを、実感できるであろう。

最近、ボトルキープの繰越も増えてきた。
仕事帰りに体を温めてから、適当に帰宅するお客さんも見受けられる。
誰かと待ち合わせて、ひとまず体を温めながら連れを待つ男性客。
扉のチャイムが鳴ると白い息をはきながら、「ゴメンね」とひと声かけてから、隣の席へ座る女性客。
そんな「トレンチコート」と「ハーフコート」が、壁際のハンガーでも、そっと寄り添っているふたり。

これからの時季…
ハンガーには真冬の厳しさを感じる、温かいコートと色とりどりのマフラーがならぶことであろうか。

「冬の鯉のぼり」とは、このことである。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする