2013年12月06日

幹事の心境

深夜近く… 会社の幹事役から解放された方が、扉を押してくるのは忘年会シーズン定番の光景。

今度は自分の時間を寛ぎにくるんだ。
この時季、段取りから実行に至るまで、大変なのは幹事である。
場所の予約や人数の確定、会費の徴収や料理の嗜好、席順に会の進行などなど。
それだけではなく、店との連携もなくてはならないし、枝葉の部分まで気を使う。
中には出欠を曖昧にされたり、会の足並みを揃えるのにもひと苦労するであろう。
それでも、目的は一年の締め括りだから、最後はしこりなく一本締めでいきたい。
そこまで考えると幹事は思いの外、大変な役目なんだけど、あんまり理解されてないんだよね。

文句を言いながら、嫌々参加する人はお気楽だ。
好き勝手に酔っ払って、一年の不満をぶちまけているんだから、ある意味のんきである。
ひどいのになると空気をぶち壊して、挨拶もせずにとっとと帰る非常識な人もいるからね。
幹事はそういう参加者も見守り、穏やかな表情で場を和ませたり、さりげないケアをしているものだ。
幹事をしたことがない人ほど、きっと裏方の努力がわからないんだろうな。
参加者は楽しむべきだが、幹事に対する敬意は忘れちゃいけないと思える。

文句の塊では、誰からも厚意をもたれないし、周りの受け止め方も不利なほうに動く。
謙虚な態度が微塵(みじん)もないと、残念だけど声をかける気もなくなってくるだろう。
一番いいのは、誰よりも不平不満が強い人に、幹事をやってもらうんだ。
人の気持をわからせる最善の荒療治になるし、組織にとってもいいはずだから次回やらせればいい。

僕が「幹事の味方」をするのは、そういう裏方の心理も見ているから。
バーは主に二次会ニーズだから、別会場で宴会をした後の本音をこっそり聞かせてくれたりする。
だから、バーは隠れ家になりやすく、人の本音が飛び交う空間になるんだ。
それが少しでも「癒しの空間」になってれば、バーテンダー冥利に尽きるもの。
今年も幹事の寛ぎを目にすることになりそうだが、ハツラツとした表情で最後を締めてほしいと願う。

幹事さんの気持ちを代弁すればこうなる。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする