2013年11月10日

思い出話

それが本当かどうかはもう関係ない。

週末、高校時代の同級生二人が、長年の友人に連れられて、当店で30年ぶりに再会できた。
当然、「あのときはああだの」、「このときはこうだった」と免罪符な会話が飛び交う。
それは、あやふやな記憶がよみがえればいいだけで、いまさら話の真意は問うべきではない。

そんな、数ある笑いの中でずっこけたのは、僕と誰々ちゃんがつきあっていた噂を聞いたとき。
確かにその子は知ってたけど、同じクラスになったこともなければ、しゃべったことも一度もない。
しかも、噂のほとんどは「口止め」されてるから、本人の知らないところで語られていることもある。
僕に聞けばわかることでも、「ここだけの話」にされてるから、確かめようにも気が引けてしまうのだ。

しかし、30年間疑いもなく、今までそう思われていたことがすごいわけだ。
その後、ひとりひとりと話す機会もそうそうないわけだし。
そう考えれば、僕が誰々ちゃんとつきあっていた噂(デマ)は、彼以外の同級生の記憶の引き出しには  保管されているのかもね。

まあ、僕の知らないところで、生徒会の役員をやっていた才女と秘かに恋の噂になっていたなんて、   今思えば光栄なことであり、それが本当かどうかはもう関係ない。
それよりも、誰々ちゃんも「光栄だ」と思ってくれるかのほうが気になるところだ。 (笑)
この際、輪をかけて「デマの上塗り」でもしながら、楽しんでおけばよかったかな。

とりとめのない話を夜通し語るのは、懐かしい仲間と思い出話(酒)に限る。
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2013年11月09日

既読機能

ガラケー野郎で、なんだが…

最近、無料通信アプリとかに夢中になっている人が多く「ライン」とか言うんだっけ…
特徴のひとつに「既読機能」とやらで、相手に送信したメッセージを読んだか読まないかわかるとか…
しかも返信をしないと「無視」となり、感情がこじれやすいとか聞くけど…  なんじゃらほい?

反感をもたれてもかまいやしないが、そんなのバカだよ、バカに決まってるんじゃん。
いい大人が深みにはまるような、時間(暇)がどこにあるんだ。
軽いジョークのやりとりならともかく、そんなので会話していたら、どう考えてもおかしいじゃん。

いいじゃん、そんなつまらないことで人とこじれるぐらいなら、そのままこじらせておけば。
こじれたことで気が楽になることもあるし、その前に飽きてしまうと思うけどね。
返信がなければないで、「どうやら日本語を忘れたらしいな…」ぐらいに思っておけばいいこと。

だいたい、ラインなんかにはまっている奴に限って、人に挨拶ひとつできやしないだろ。
「何かを介した世界」でしか、意思の疎通を図れないんだから、そう思われても仕方ない。
そりゃ、未成年者や恋人同士ならわかるけど、大人が日常でそんなことやっていたらおかしいよ。

そのうち、官能小説ばりの文章を送信して、既読したのを確認してニンマリするようになるんだ。
それで子どもには「やめなさい」とか言いながら、自分は卑猥な用語を送信して興奮してれば世話ない。
まあ、おたがい、スペシャルな趣味が一致していれば何も言えないけどさ。

つくづく、ガラケーのままでいいし、ますます、ガラケーを手放せなくなってきた。
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2013年11月08日

立冬街角

新潟駅万代口を背にして、東大通の右歩道は左歩道に比べて通行量が少ない。

左の地域には商業施設が密集しており、道が緩やかにインコースよりになっているからであろう。
その分、東大通の右の歩道は優雅に歩けるから好きだ。
それにパナソニックビルあたりは空が抜けているし、銀杏並木にも季節を感じるからだろう。

これから枯葉が舞い散る頃だが、歩道の枯葉はそのままでいいぐらいだ。
次第に散りゆく枯葉を眺めてると、本格的な冬の到来を感じさせてくれる。

生活圏に四季を感じさせてくれる光景がある。
何も視覚だけではなく、聴覚や嗅覚にもある。
交差点のたい焼き屋さんの前をさしかかると、あの香ばしい匂いに秋冬を感じさせられる。

人が密集する場所の街あかりもいいが、自然な四季感覚に存在をささえられることもある。
人通りの少ない東大通の右歩道だから、季節の移り変わりを敏感にわかったりするものだ。

暦の上では「立冬」…  今夜は、肌寒いわけだ。
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2013年11月07日

粋な心遣い

サラリーマン時代と比べて、大きく変わったひとつには、差し入れが多くなったことがあげられる (笑)

カウンター1枚隔てた内側の空間は、ほとんどの店主が個人事業主である。
組織的に「仕方ないつきあい」(領収証)とは一味違い、その関係は個人的なニュアンスのほうが勝る。
僕が嬉しく思うのは、いただきもの以上に、その人の心遣いが見えるところにある。

包装した場所はどこでもいいさ。
「手みやげでも持っていこうかな…」と思ったとき、僕らの嗜好を描きながら手にされたであろう。
中身以上に大切なことは、こういう人の気持ちのほうなんだ。

それが食品であれば味覚以上に、その人を話題に楽しく団らんできる。
「空港内をいろいろ探し回ったのかな…」とか、「試食コーナーのマネキンに勧められたのかな…」など、    その人の「お茶目な買物姿」を想像すると微笑ましくなるものだ。

それも毎回ではなく、たまにのことだから、庶民的な人情や連帯感を覚えるのであってさ。
会話にしても、お客さんが「みやげ話」を聞かせてくれるから、臨場感が溢れて楽しいひとときにもなる。
差し入れは有形無形かかわらず、センスひとつ語意ひとつで、相手を喜ばせられる優れもの。
「粋を愛する日本人」ならではの心遣いであると思える。

このところの連休を境に心遣いが多かったので、商売感情なくありのままの気持ちを綴ってみた。
誤解されたくないのは、この文章は職業上の務めではないこと。

一過去も振り返って、この場を借りてお礼申し上げます。
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2013年11月06日

松田優作

11月6日、俳優 「松田優作」 の命日であり、生きていれば 「64歳」 である。

過去、何度かタイトルを変えて、松田優作を書いた。
今も、俳優としてリスペクトされているが、人間としてはあまりほめられた人物ではなかったらしい。
神経質で嫉妬深く、暴力的な言動も多かったという。
激しい気性の裏には、飽くなき理想への追求があったのだろうが、とても正当化できることではない。

その生き方は、自分の前を走る男たちを常に追いかけている。
だが、その存在を追い越したと思うと、次は批判をはじめる。
彼の原動力が嫉妬であれば、嫉妬の対象にされた男は大変だ。

松田優作は 「萩原健一」 に憧れていた。
実際、萩原健一 (ショーケン) の自叙伝には、このような行が書かれていた。
「今はいいけど、どうせまた俺にも飽きて、批判を言い出すだろ」 と。
前の矛先だった 「原田芳雄」 は大人だから黙っていたが、いずれそうなることはわかっていた。
つきあいがはじまれば、ささいなことでトラブルになることは予想できる。
つくづく難しい役者だが、その強烈な自意識があったから 「ブラック・レイン」 で成功したと思う。

「長いものに巻かれる」 ことを、嫌がっていた節もある。
「太陽にほえろ」 での 「石原裕次郎」 への義理立てで 「大都会」 にも出演した。
自分が意図する方向ではなく、同時に 「石原プロモーション」 入りも断ったとか。
映画を強く意識していたので、ドラマ仕立てな石原プロとは合うはずもない。
以降、現場で彼の名前を出しにくい空気が漂い、イメージは一匹狼タイプだったようだ。
その反面、自分を慕うものだけを集めて、小さな集団を作りたがる、お山の大将な一面もあった。
「ブラック・レイン」 で演じた 「佐藤」 と子分の主従関係の如く、私生活は似ていた。

脚本家 「丸山昇一」 は、彼をこう語った。
「骨の髄まで憎んだ」 が 「骨の髄まで愛した」 とも語っている。
ある映画監督は、訃報時 「長渕剛」 の初主演映画でメガホンをとっていた。
歌手として成功している長渕であっても、映画のことはまだまだ知らないはず。
監督は映画への情熱はありながらも、次第に長渕の身勝手さに耐え切れなくなった。
その訃報を聞いて、急遽撮影を中止し、葬儀に出かけた翌日、監督を降板したという。
映画作りにかかわった人たちのコメントを聞いてると、時として凶暴、時には繊細、自我は尋常でなく、映画作りの情熱は誰もが認めた。

彼の自意識に嘘はなく、自分を決して裏切らない。
個性むき出しの生き方を 「役者魂」 と呼んでいいのかわからない。
だが、時代が生み出した俳優として、人の心を虜にする男だったのは確かだった。
「享年39歳」 の松田優作を語るのは複雑だ。
時間は 「1989年」 で止まっている。

余談だが、僕は東京生活の後期 「三鷹」 が住居だった。
マンションから見下ろすと、三鷹通りと連雀通りが交差する四つ角に 「禅林寺」 がある。
ここは 「森鴎外」 「太宰治」 が眠る寺として有名だが 「松田優作」 も眠っていることを知ったのは、ずいぶん後 (新潟に帰ってきて) からで、墓石には一文字 「無」 と刻まれているらしい。

こうして語られるうちは 「松田優作は生きている」 んだ。

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2013年11月05日

STROLL

新潟は今日も雨…

そう遠くへはいけない。
気分転換を求めて、ひとりで街中へ出かけた。
何をするわけでもない。
行先を決めてもいない。
傘をさして、フラッと歩くだけ。

とりあえず、行けば何かあるかも。
もしかして、誰かと会えるかもしれない。
気軽な街歩きである。
だけど何もなかった。
誰とも会えなかった。

こんな休日があってもいい。

夜半すぎ、「エリック・ドルフィー」を聴いて過ごした。
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2013年11月04日

報道写真

2日、新潟日報の朝刊、社会面の報道写真に目を奪われた。

09年11月、新潟市東区で発生したタクシー強盗殺人事件の被害者家族(妻)が、現場に献花しながら目頭をおさえていた姿の写真である。
どんな言葉で語ろうが、あの写真には計り知れない真実がある気がした。
ほぼ確実に容疑者をとらえた映像があるのに、いまだ犯人逮捕に結びつく有力情報がないんだからね。
極めた厳罰主義ではないが、もし僕自身が遺族になったことを考えれば、国家に法律があることなんか忘れてしまうかもしれない。

松田優作「探偵物語」の最終回を見た人は多いかと思う。
それまでは「ひ弱」で「ドジ」な探偵さんでありながら、何のかかわりのない仲間たちを虫けらのように  やられたことに端を発し、彼の中に眠っていた「野獣」をよびおこすハメになってしまった。
しばらく喧騒に身を隠し、裏で関与した悪玉連中をひとり残らずしらみつぶしに割り出し、忘れたころに  復讐を敢行していくのだが、因果応報というべきか…
結末は日常生活で勝手に逆恨みされた陰険な男から、今度は自分がやられてしまうのである。

復讐とは、人間がもって生まれた本能であり、男であればなおさらである。
だけど「それをやっちゃおしまいよ…」であり、それで悩みもがき苦しむんだ。
何が真実で何が倫理観なのか、不確かな社会正義とやらで生き抜くしか方法がないのが現状なんだ。

伝えるべきことは、精査された真実と後世への倫理観なんだと思う。
それが300ページにも及ぶ書籍であろうが、読み手の読解力のなさに理解をねじ曲げられるぐらいなら1枚の報道写真のほうが、よっぽど説得力を持つこともあるからね。
読む力と見る力は、将棋であれば「飛車」と「角」みたいなもんで、どちらが欠けてもダメな気がする。

その意味では、あの写真は何よりも説得力のある1枚だった。
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2013年11月03日

NIGHT & DAY

日中の万代、若者を中心に女性や家族連れで賑わっていた。

「ラブラ2」のグランドオープンとなる2日。
新館2階から本館へ続く通路も機能してるようで、万代シティ全体に人の流れが循環している様子。
「ビルボードプレイス」もそれなりに人が多く、スケールメリットに包まれている感じであった。
あとは形骸化している、「万代クロッシング」だよな… (東京から戻ってきたとき不思議に思った)

万代は昼と夜の賑わいが極端すぎる街である。
夜は新潟駅界隈が中心になるので、万代の人波はフェイドアウトしていく。

当店はどちらにもハッキリ属さない場所にある。
周辺に特徴はないが、住環境は大体揃っているので暮らすのにはいい街だ。
僕自身、雑然とした喧騒を好まないので、こじんまりとした店と場所を選んだ背景もあるんだけどね。

そうなると不思議に「メインストリーム」よりも、「アンダーグランド」を好む客のタイプが集まる。
それにおかしいもので、人気がバロメーターな職業のはずなのに、ひっそりと飲んでいる人もいる。
目立つ業界にいる人ほど、私生活の寛ぎは質素であったり、物腰の柔らかさに親しみを持てたりする。

太陽の下で過ごしている人は、月の世界が恋しくなるもの。
月の下で過ごしている人は、太陽の世界が恋しくなるもの。

昼は夜に憧れ、夜は昼に憧れる…  きっとそんな心境なんだと思える。    NIGHT & DAY !
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2013年11月02日

ヒット商品

今年のヒット商品、第1位は 「コンビニコーヒー」だという。

高品質の安さと手軽さがウケているらしいが、そこまでヒットするとは誰も予想できなかったと思う。
そもそも、流行の本質は発案者でも予想できなかった、「まぐれあたり」も多いからね。
そんな万代周辺でも、コーヒー片手に歩く姿を見かけるが、どこか日本人は絵になりにくい。

30代のころ、グアム空港でトランジットするため、搭乗時間までロビーで過ごしていた。
するとアメリカ人パイロットとC・アテンダントが、専用ゲートから機内入りするところを見かけた。
左手はカート、右手にコーヒーと証明書を持ち歩きながら、カップに口をつける仕草が決まっていた。

彼らはそれが自然な動作になるし、農耕民族の動作ではない。
味噌汁を歩きながら飲まないのと同じで、コーヒーを歩きながら飲む動作は日本にはない。
スリムなビールなら、ラッパ飲みするのがイカしているけど、あれも欧米人と比べたら迫力が違う。
オープンカフェで、サングラスに足組みをしてスマしていても、どこか体型的に絵心がない気もする。

例えばテレビドラマなんかで、歯ブラシを動かしながら会話する場面を見るけど、実際の歯みがきでは口にたまる泡に気をとられて、おしゃべりどころじゃないでしょ。
カッコイイんだけどできないというか、できるところが不自然なことってあるよね。
日本人は歩きながら、シェイクをストローで吸い上げている姿のほうがお似合いかもしれない。

欧米人のクールなコーヒーブレイクは、日本人とは少し異なる気がする。
日本人には茶道に通じる文化がありながら、欧米型の文化に一種の憧れを抱いているのかもね。
たまに街中で不自然さを見かけると、「ムリしているな…」って感じると同時に、日本人の欧米人好きは  そうとうなもんだと気づかされるときがある。

俺はコーヒーショップで、耳障りにならない音楽の下、コーヒーと文庫本のワンセットがいいや。
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2013年11月01日

Love Love

日付が変わった今日1日、万代に「ラブラ・2」がプレオープンする。

そのせいか、今週はオープン関係者が新潟入りしている様子がわかる。
新潟駅を背にして、東大通から万代への左歩道は歩行者が多い気もした。
それに歩行者の格好と手荷物、移動慣れしている足運びを見ればわかる。
普段から、電車を乗り継いでいる人はフットワークが軽快だしね。
そんな見慣れた光景をコーヒーショップの窓から、ぼんやりと眺めていた仕事前のひととき。

夜となればホテルの窓明かりで何となくわかる。
街中では仕事から解放された出張客が、自分に合いそうな店を探しながら今度はゆっくりと歩く。
夕方過ぎ、ホテルで軽い食事を済ませた後、夜の街をフラッと散歩に出かける。
実際によくあることだが、店の青い看板を見かけて扉を押してくる出張客はいる。
ひとりで飲める人は、そこそこ仕事が忙しい人や出張慣れしている人と相場は決まっている。
それこそ、地方都市での一期一会である。

恋愛と仕事は似ている。
外出先で出会わない恋愛関係は成就しにくい。
忙しいフリして、実はヒマな男は見込ない。
ヒマなフリして、実は忙しい男は太鼓判だ。
後者は仕事中は早く歩いているし、私生活はゆっくりと歩いているので、行動に緩急があるんだ。
つまり、忙しい男ほど颯爽としているし、モテる男は身の振舞い方が優雅だからわかるんだよね。
それも東大通から万代ラインに、長年住環境を構えているせいか、自然と気がついてくるのかな。

地方都市で不思議な男女の出会いもある。
今日11月1日で、遠距離恋愛がはじまって丸1年になる、大人のカップルを知っている。
生活にメリハリをつけてなければ、その出会いは成立しなかったかもしれない。
外出した分、出会いの数があるんで、数がともなわない出会いなんてそうそうない。
たまに外出して、楽して出会いを期待するほうが、ちょっと図々しいんであってさ。
それを不覚にもカウンターで静かに酔い潰れていたら、隣の席にいたひとりの女性こそが、実は自分の  「シンデレラ」になるはずだったかも知れないでしょ…

今夜のタイトルは、「ラブラ・2」オープンにちなんで、「LOVE LOVE」とでもしておこうか。
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