2013年09月15日

Jazz Talk Vol.30

題名のない、「ジャズトーク」を番号表記してから、今回で30回目となる。
まあ、ジャズにまつわる雑記帳みたいなものだ。

ジャズを文章にすることは、思いの外に難しいことは以前書いた記憶がある。
今晩も、「えーい、なんとかなるさ…」で、乱暴に書き綴ってみる。

職業上、「好きなジャズを流しながら仕事ができていいですね」とはよく言われること。
好きには違いないが、寿司職人に「いつもお寿司が食べられていいですね」と言うのと同じこと。

仕事をしながらの「ながらジャズ」だから、そんなに耳の奥に届いてはいないんだ。
BGMはあくまでも、お客さんのものだからね。
このあたりの感覚は街中の飲食店でも、似たようなパターンをとっているだろう。
ジャズバーだから、専門的な会話もできるんであってさ。

営業中、1〜2枚ほどは集中して聴ける時間もあるが、まかないの食事みたいなもの。
それに、お客さんとのキャッチボールもギグなので、寧ろ音楽よりも会話のほうが大事だ。
クラシックのような譜面に忠実な音楽であれば、言語はマニュアル用語であろう。
ジャズは相手の音をよく聴いて、反応する即興型の音楽だから、会話が想定外の方向に流れていくこともあるし、アドリブと言い換えてもおかしくはない。

人それぞれも、ひとつの楽器みたいなものである。
リズミックに奏る人もいれば、メロディアスに奏る人もいる。
ソロで奏りたがる人もいるし、相手の音を聴かずに外れた音を出したり、言語と同じようなものである。
流れは、イントロが挨拶、テーマがお題、ソロが感性、4バース(小節交換)が相性だったりするわけ。
このあたり、別に楽器を演奏できなくても、ジャズの耳が少し養われていれば、演奏の質は判断できる  ようになるはずで、その意味では言葉と音符の違いでしかないんだ。

会話と演奏に違いをつける、必要性はあまりないと思う。
その意味の店名が「ギグ」であり、音楽用語でありながら、音楽用語でとどめておくのはもったいない。

不確かに聞こえるかもしれないが、さながら整合性はあるとは思わないか…
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする