2013年08月05日

屋上の金網

連続ドラマ小説 「七つの会議」 最終回を見た。

偽装工作は誰かの指示があったはず。
その誰かは大方、予想していた人物だった。
サラリーマンの苦悩と安堵感を描いた、全4回の質の高いヒューマンドラマである。

ネクタイを緩め、ワイシャツの袖をまくる姿。
昼の公園のベンチで、気を落ちつかせている姿。
誰もいないオフィスの片隅で、考えごとをしている姿。
夜の横断歩道、ほろ酔いで道行く姿。
誰にも経験あることで、リーダーの姿に哀愁を感じるときがあろう。

物寂しい歌声に乗った、エンディングロールが印象的だった。
「東山紀之」 演じる営業課長の心境が 「屋上の金網」 に投影されていた。
金網を触りながら迷い、金網を両手でわしづかみにして、肩を震わせもがき苦しんでいる姿。
男の内に秘めた心の痛みこそ、あの場面は 「台詞なき台詞」 として響いた。

それでもあなた、営業課長やりますか

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする