2013年06月26日

EMANON

5年ぶりに始動した「サザンオールスターズ」って、結成して35年経過したんだね…

デビュー当時を知る世代としては、誰もが「パロディバンド」で終わると思っていた。
それが翌年「いとしのエリー」のように、完成度の高いバラード調に音楽性を感じた。
ジャズもバラードに、その人の知られざる内面があるもので、桑田圭佑もジャズが好きだという。

同じメンバーだけで、35年の長さはどれほどであろうか…
普通なら、バンドを休眠状態にして、離合集散を繰り返すもの。
続けるにしても好む好まざる関わらず、やるからには一緒にいなくてはならない。
その分、私生活はおたがいどこで何をしているのか、わからないぐらいがちょうどいい。
それでやるときは真剣に協力することが、バンドを長持ちさせる秘訣なんだと思う。

バンドは「志の集合体」である。
サザンの場合、音楽性以外に人間関係の「モデルケース」でも、カリキュラム化できるんじゃないか。
「音楽性の違いで解散します」と宣言して、ステージでメロドラマする多くのバンドとは明らかに違う。

若い頃は、ある程度一人前になるまでは、集合体に身を置かざるを得ない。
それが近年、団体行動の大切な意味を知るまでもなく、すぐに若者は孤立化を好むようになった。
健康的な兆候ならいいが、ほとんどが引きこもりみたいなんだからね。
早熟なんていう都合のいい言葉じゃなくて、歩むべき順序を間違っているわけでさ。

サザンのメンバーシップは、しかるべき団体行動を経ての「個」がある。
私生活の経験を持ち寄って、各々が音楽に反映させている。
つまり、誰ひとり別れることなく、個人が独立しながら一緒に過ごしてきた35年なんだ。
サザンが愛されているのは、仲間と時間を大切にしたことが、成功の秘訣なのである。

僕はサザンをあまり聴かなかったけど、自然と口ずさんでしまう曲は 「EMANON」(1983)
サビの部分 「砂の浜辺で口ずけた ひとときを思い出せば…」の節を聴くとグッとくるね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする