新潟日報の連載コラム「ひと賛歌」には目を通している。
県内で創業した会社社長が、現在に至るまでの軌跡を口述筆記された地元記事である。
経営者は、資金繰りとの孤独な戦いだ。
借入すれば、常に返済期限が頭を過る。
時には返済が滞り、催促が厳しくなる度に精神が萎えたり、社員には強引な負担を強いることにもなる。
それでも一息つけるのが、銀行業務が終わる金曜午後3時過ぎだという。
だが日曜午後になると月曜からのプレッシャーを感じ始め、相当ストレスが圧し掛かってくるらしい。
個人事業主も似たようなものだけど、経営者の生々しい心境は察するあまり印象的である。
それを聞けば、サラリーマンが一番いいと思う人もいるだろう。
無責任な独立開業に踊らされて不利益を被られたり、家族を巻き込んで地獄の日々となる場合もある。
普通の会社勤めで「日曜の夜は憂鬱だ…」と思うのは、根本的にレベル違いの憂鬱だったりする。
月曜は変化が著しい曜日と言われている。
先週までの不安材料が、突然思ってもいない形で表れたりするからだろう。
詳しくは知らないが、85年のNY株価大暴落も「ブラックマンデー」と称されたほどだったはず。
「ブルーマンデー」という、ショートカクテルがある。
それどころか「ブルーサンデー」という、カクテルも考案されていいんじゃないかと思う。
ネーミング化されないのは、ほとんどのバーが日曜定休であったりするからだったり…
ただし日曜の夜に飲めば、月曜の朝は快適に目覚めるという、前向きな意味でなくっちゃね!