2013年05月10日

昔の相棒

GW連休の5〜7日、妻と2泊3日で東京池袋のホテルで宿泊していた。

目的は3つほどあり、1つ目は先日まで書いていた6日の音楽公演。
2つ目に、東京でひとり暮らしの伯母を訪ねに行くことと、竹馬の友に会いに行くこと。
3つ目が、東京在住時の相棒に会うため。
今晩は3つ目「昔の相棒」と約10年ぶりに、5日夕方の新宿で会ったことを取り上げたい。

相棒と称するぐらいだから、同じ会社で机を並べていた関係だった。
おたがい中途入社の同期で同い年、仕事内容も同じで共通の目的意識で切磋琢磨していた。
今思えば「若さ」に尽きるが、それだけではかたずけられない濃密な出来事も多かった。
真剣だったから仕事のやり方で口論にもなったし、それでも一緒に遊んだりしてたので、周りからはあの二人は仲が良いのか悪いのかわからない関係に映っていたようだ。
ここはハッキリさせておくべきことで、そのとき本気で仕事をしたから、わだかまりなく会えるんだ。

彼は当時、唯一無二の心の拠り所であると同時に、目的を遂行するための相棒でもあった。
彼以外に仕事の相談はしなかったし、トラブルが起きれば二人で解決に出向いたことも少なくなかった。
こうしていつの間にか、信頼関係がガッシリと積み上がってきた感じなんだ。
そう確信したのは、会議で意見が対立した理由を説明した際、彼のこんな一言だった。
「おまえらしいな…」  僕の個性は彼に伝わっていたんだと思ったら安心した。

会社で風当たりが強くなった時期、彼が理解してくれたから救われたことも一度や二度ではなかった。
そんな本音でつきあえた、相棒の前職は銀行員で性格は一途で真面目な硬派。
僕は感情に対して正直だったので、上司からは頑固で扱いにくいと苦々しく思われていただろう。
最初の頃、彼は沈着冷静だったが、入社5年目ぐらいから気性的に激しい部分が見え隠れしてきた。
僕は元来、その強い気性が持ち味だったのに、逆に冷静沈着な一面を持つようになってきた。
仕事で交じり合った変化だとしても、自分にないところを吸収しあった不思議な心境であった。

また共通していたことは、人にあれこれ指図をしたりするタイプじゃなかったこと。
仕事はヒートアップしていたが、次第に独身生活が身に詰まされるようになってきた。
そろそろ、やすらぎを求める時期にさしかかってきたんだと思える。

2年後の春、渋谷区役所に婚姻届を提出する際、彼に立会人の署名をお願いした。
妻も仕事を通じて親しくなった、長年の友人を立会人にした。
その後、お礼も兼ねて渋谷で食事の席を設け、そのとき初対面の二人は立会人の署名がきっかけで  翌年東京で結婚に至った経緯がある。
現在も家族ぐるみで対面できることは、離れても人の財産は生きていることだと思う。

今もつながり感は続いてるが、おたがいシャイだから、照れ臭さの方が先立っちゃうんだよね…(笑)
でもさ、当時は思い切り仕事して、思い切り遊んだから、数年後もこうして気持ちよく会えるんだよ。
これだけは経験上、絶対に断言できることだ。

東京時代の思い出深き 「昔の相棒」 (SUZUKI)である。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする