2013年05月09日

30周年記念公演(続編)

キース・ジャレット・トリオのことを、もう少し語らせてもらいたい。

スタンダードを斬新な解釈で魅了することにおいて、彼らは感動を与え続けてくれた。
音楽を時系列で聴く必要はないが、難しいアルバムが2〜3枚ひそんでいるので、初めて聴く人の場合ある程度知っている人にたずねた方が良さそうである。

個人の見方を語れば、形式を捨てたゴスペル調の曲が好きだ。
時には、純粋な即興とスタンダードの二本立てもある。
フリースピリットゆえに、エンディングもどうなるのかわからない。
次第に押し寄せてくる構成美に包まれ、自然と涙がしみてきそうになる。
メロディーがある部分とそうでない部分があり、シンプルの中に美しさがある。

極めて告白的な音楽なんだ。
その瞬間を聴き逃すまいと、ソロピアノ同様に「待つ興奮」とでも言おうかな。
やがて自然な形で静かに終わっていくのだが、最後までけして緊張感は失われない。
二度と聴けない瞬間であるために、その日の観客は似たような高揚感を味わったんじゃないかな。

それにしても、俺って本当にしつこいよね…   だって、好きなんだもん (笑)
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2013年05月08日

30周年記念公演(後編)

「トリオ結成30周年記念公演」 で、心を揺さぶられた。

1983年結成 キース・ジャレット・スタンダード・トリオ
アルバム 「スタンダード VOL.2」 一曲目 「ソー・テンダー」 のイントロに魅せられた。
1988年4月 新宿厚生年金会館     初めて彼らの演奏に触れた。
2013年5月 渋谷オーチャードホール  最後の彼らの演奏を見届けた。
今宵、立ち合えたことは、一生忘れないだろう。
続きは 「オールド・カントリー」 でも聴きながら、彼らの功績を語ろうではないか。

           2013年5月6日 開演時間 19:00 閉演時間 21:30 客席1階8列34番で執筆

終演後のロビーで 「セットリスト」 が掲示されたので転記します。
(パンフレット一部、店で保管してますので、お気軽に声をかけて下さい)

(第1部)
1. You Go To My Head
2. Little Man You Had a Busy Day
3. Fever
4. Yesterdays

(第2部)
1. Old Country
2. It`s a Raggy Waltz
3. I`m a Fool To Want You
4. I Fall In Love Too Easily
5. One For Majid

(Encore)
1. When I Fall In Love
2. St. Thomas
3. Things Ain`t What They Used To Be
                 Keith Jarret(P)  Gary Peacock(B)  Jack Dejohnette(Dr)
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2013年05月04日

Changeless

昨晩は「キース・ジャレット・トリオ」、83年結成3部作を切り口にジャズを語った。

続く85年4枚目の「星影のステラ」で魅了され、86年5枚目の「枯葉/スティル・ライヴ」をきっかけに    新宿厚生年金会館で初めて直に触れた。
実は87年6枚目の「チェンジレス」を最後に、僕の耳は完全に置いていかれてしまったんだ。
彼らの新境地に、耳が追いつけなくなったのが本当のところだ。

本作、それまでの市民権を得た作品とは違い、全曲キースのオリジナルでインプロビィゼーション。
その仕上がりはスピリチュアルで、知ったかぶりできないクオリティの高さがある。
フィーリング的には、「あぁ、ダメだ、ついていけない…」と感じた。
まるで、うかがい知れない領域に圧倒されてしまい、情けないことに気分は完敗だった。
その後、あらためて聴きはじめたのが、96年「TOKYO 96」あたりから。
過去のアルバムを掘り起こしながら、また徐々に追いかけはじめた。

ここ連日、彼らの音楽から一度離れる原因となった、「チェンジレス」を毎晩深夜に聴いている。
今になって思えば、「ここだけに留まらず、他も聴いて来いよ…」と突き放されたようなものだ。
本当にそうだとしたら、「宿題アルバム」のような気がしてならない。
一度離れたお陰で、いろいろなジャズを聴くキッカケにもなったしね。
でも、最終的にはこうして「キース・ジャレット・トリオ」に回帰してきたわけだ。

「チェンジレス」 最初に聴く一枚にはお薦めできないけど、僕には「エンドレス」(2曲目)だ。
どうやら、時間的にステージのあとの新譜「サムホエア」になりそうだ…
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2013年05月03日

Jazz Talk Vol.22

キース・ジャレットは難しいのか…

15歳の頃、父親に「キース・ジャレットを聴きたい」と言ったら、「まだ早いよ」と軽く流された。
「スタンダード・トリオ」結成前の、80年頃だったと記憶している。
秘かに名盤「ケルンコンサート」は聴いたが、皿を回す度に寝てしまったエピソードは書いたとおり。
本当に聴きはじめたのは、83年の「トリオ結成3部作」からである。

ジャズを聴いたことがない人に、口述や筆記で楽しさを伝えようとしても限界がある。
まずは数枚を聴き込んでいくことが、最も大切なことになる。
だけど広く手を出し過ぎて、満足に聴いてはおらず、結果的には有線代わりになるケースが多い。
そうならないコツはあるにはあるが、個人的な方法なので下記は参考までに…

最初からあれこれ聴かず、基準の一枚を早く見つけることだ。
一枚を聴きこんでいけば、次第に自分の好みがわかってくる。
人によって好きな音色、少し演奏経験があるのなら、その楽器を基準に聴き進めてもいいだろう。
僕はドラムを基準に聴きこんだので、さながら「ジャック・ディジョネット」の存在は大きい。

ジャケットで聴いていると、無駄に聴き散らかすだけになる。
音楽誌に頼り過ぎると、浅知恵をこねくり回す、偏屈なおやじになってしまう。
ジャズこそ、体で覚える音楽なんだ。

だからと言って勉強なんていらないし、したとしても大して役にも立たない。
確かに楽しさがわかってくるまでは、少し時間を要する。
何にでも言えることだけど、聴き続けることなんだよね。
そうすれば、必ずそれなりの語意が出てくるようになる。
そうなれば、ジャズを聴く耳が仕上がったようなものだ。

後は、健全な語り部になればいい。
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2013年05月02日

短い休日

世間はGW谷間にあたる、出勤3日目の今日5月2日。

仕事でありながら、どこか休みのような雰囲気で、気怠さと余裕が入り雑じった心境だろうか。
今日出勤すれば、明日からは4連休なので、気分はほぐれているかと思う。
中には休日を持て余す人もいるだろうし、休日出勤が忠誠心と思っている人もいるかも知れない。

個人事業主はGWの欠片程度しか休めないから、休日のありがたみが生身に染みることもある。
基本は疲れた身体をいたわる休日だが、気持ちに刺激を与えないと精神がリフレッシュしない。
それに休日の時間が短いので、遊びそびれたりする場合もある。

家で何日もゴロゴロできないし、ダラダラと過ごすにも限界がある。
世間並みの大型連休がないから、個人事業主には無駄な休日がないんだ。
本当に身体をいたわるか、普段できないことを短い時間に凝縮して遊ぶか。
それとも素顔になれる人と情緒的に酌交わしているか…  まあそんなところである。

大切な部分は、私生活の時間が限られていること。
だから休日は貴重になるし、好奇心よりもやすらぎを優先するので、隠れ家を居場所とする。
最近、僕の休日に予定を立ててくれる人もいて、少し忍びないけど本当に嬉しい限りである。
こういう男たちの前では、できるだけ正直であり続けたいと思う。

短い休日、やりたいこと全部を出し切れないから、次の休日に期待が膨らんだりするものだ。
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2013年05月01日

手に触れる

初めてのデートで、最初に触れたくなる部分は手だろう。

手に触れたいというより、手をつないだり、指を絡めたりしたいんだと思う。
一番最初のデートでは、手をつなぐところからはじまったでしょ。

手や指に触れたくなるのは、自然な恋愛行動である。
「女性は男性の指を見る」と言うけど、あれは何でだろうね。
指で愛撫を受けるように、本能的な性を感じるのかな。
それとも親が子の手を引くように、男の大きな手に守られたいという安心感からとか。

男は女と握手をする前に、無意識に手を拭くところがある。
最初に触れる部位だから、エチケットになるからだ。
女性の手は、テレビコマーシャルに出てくるような、白くてみずみずしいに越したことはない。
だけど、派手なネイルアートの指先を見たりすると、炊事や洗濯などできるのかなと思ってしまう。

僕は家事なんかで、少し手が荒れている女性のほうがどこか安心する。
日常の手入れをした上だが、手は髪と同様に女性の内面を感じる部分だ。
その手に触れるんだから、当然こちらの手も清潔にしてないといけないと思う。

外出時はハンカチを持参しているが、よくよく考えたらほとんど使ってないんだよな… (笑)
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