2013年04月28日

トガニ

実話を題材に映画化された、韓国映画の新作「トガニ 幼き瞳の告発」を借りて見た。

物語は男性養護教師が、新しい赴任先で校長らによる児童虐待の衝撃事実を知ることになる。
隠されていた実態を、人権センターの女性と世間にさらしたが、あまりにも理不尽な結果が続く。

対義語で言えば、強者と弱者 裕福と貧困 健常者と障害者 人情と冷酷 本音と建前 尊厳と憎悪…
世の中の多くのことは、人の心も金で買えてしまうことが証明された。
自宅で見ながら、奥歯がすり減るほど、やり場のない怒りが沸々とこみ上げてきた。
奴らには「インテリジェンス」の欠片もない。

日本映画では、本音を描き切れない。
日本人は本音に向かず、調整的な役割に懸命になる。
それで終息した後から、本音を言い出すいやらしさがある。
ストレートな作品が少ないのは、ありふれたことしか言わない国民性にもあると思う。

2010年 映画「コーヴ」で上映トラブルが起きた。
社会が毅然と公開しないから、逆に社会はゆがんでくると思える。
日本は毅然と見せることについては、先進国の中の後進国なんじゃないのか。
感想を強要することじゃなく、考えさせることの重要性とでも言うのかな…

社会構造がいかにハリボテなのか、身に詰まされるような映画だった。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Cinema Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする