2013年02月19日

アップルパイ

パンはあまり口にしていなかった。

学生時代、いつもパンを買い食いしていたので、社会人になってまで食指が向くことはなくなった。
時代が時代なだけに、「カレーパン」に「メロンパン」 「コロッケパン」に「ハムカツサンド」。
「クリームパン」に「ピーナッツサンド」 「食パン」に「チョココロネ」 たまに「アップルパイ」。
部活動が終わった後、夕食までのつなぎでしかなかったので、同時にコーラで空腹を満たしていた。
そんな「パン食」だったので、ブレッドに様変わりしても、ベーカリーショップに見向かなかった。

最近、某スーパーで、あの頃とパッケージも形もさほど変わっていない、アップルパイを見つけた。
前から目に入っていたんだろうが、興味がないから目に止まらなかったのだろう。
懐かしさもあり、ひとつ買って食べてみたら、またこれが美味しかったんだ。
サクッとした歯ごたえの後、リンゴの香ばしさとバターの風味が口中に広がり、懐かしさがこみ上がる。
1個¥120ほどで、素っ気ない袋に包まれたパイだけど、舌の記憶は憶えているもの。
部活で疲れた体に、小銭で食感と甘さを滲ませてくれたのが、アップルパイなのである。

新潟伊勢丹の脇道を通ると、地下のベーカリーからパンを焼く匂いが立ち上ってくる。
トレンチとトングで、焼きたてを選べるパンならもっと美味しいだろう。
だけどオシャレなパン選びって、社会人になってからのことで、どこかバブリーなイメージだった。
今になっては、袋詰めのシンプルなパンやパイに、ノスタルジーさえも感じてしまう。
昔の食べっぷりはないが、パンであろうと食べるのなら、美味しそうに食べたいよね。

時々の食べわけでしかないが、今は昔ながらの「アップルパイ」に凝っているところだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする