2013年01月14日

Jazz Talk Vol.17

当店のような形態の「ジャズバー」は、ジャズの初心者の「道しるべ」になればいいと思っている。

ジャズをサウンド面から考えたり、外観にとらわれる人の店ではない。
俗に通と呼ばれる人は、自室がオーディオルーム化しているので、今や住み分けされている。
それに「ジャズ=チョイワル」みたいに、ワルそうな音に耳を傾けながら、バーボンをあおる場面もない。

寧ろ、ジャズという難解なイメージを排除して、誰でも寛げるアプローチにしたつもりである。
高価な音響設備、大量な音源も用意してないし、演奏できるスペースもない。
会話をさえぎらない音量で、所々にジャズを散りばめてある、曖昧な浮遊空間でいいと思っている。
つまり、ジャズを別角度から愛しているんだ。

お客さんから、驚かれることがある。
(他の客と) 「えっ、マスター、ジャズを話すんだ…」
まあ、知らない人からすれば、難しい話に聞こえるんであろうが…
その言葉にどこかおかしみすら、こみあげてきたんだけどさ (笑)

本筋はジャズでありながら、会話はその時々の出会いの内容でしかない。
アングラを好むつもりはないし、だからと言ってアナーキーじゃないし。
それにジャズで身を硬くし過ぎてしまうと、せっかくの出会いに希望が灯らないでしょ。
会話のサジ加減が分かって、ノンジャンルの中に、おたがいの発見が大きかったりするからね。
言うなれば、文化としてのジャズでもある。

ジャズを掲げているのは、僕なりのさわやかなこだわりなんだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする