2012年12月17日

政権奪回

「オセロゲームだな」… 銭湯の脱衣所で報道番組を見ながら、思わずつぶやいた言葉だ。

隣で服を着ていた初老がテレビを見ながら、「次は自民党か…」とため息をついていた。
民意の行き場の多くは、「民主党より、自民党のほうがマシだろ」程度の判断だったと思う。
僕ら庶民が集う銭湯の脱衣所では、そんな声がボソボソと聞こえていた。

「次は自民党か」と思うか、「次は自民党だ」と思うか、「か」と「だ」の違いは大きい。
僕自身、サラリーマン出身なので、その気持はわかるつもりだ。
それにしても、いつの間にか、国民の言葉がネガティブになったと思う。

例えば、企業のリストラ策の対象となる年齢や経歴において、本人が「次は俺か…」とため息交じりに   つぶやくか、それとも「次は俺だ…」とつぶやくのでは、若干ニュアンスが違ってくる。
前言の「か」では、飼い殺しにされて、ひたすら死刑宣告を待つ心境であろうか。
だが、「だ」には、「だ」なりに、「だから、こうする」という、意志ある言葉に思える。
「次は俺」の後に、「か」をつけるか、「だ」をつけるかで、「俺」の印象は変わるものだ。
経験上、無意識に出る言葉の端々は思っている以上、後に影響を与えるような気もする。

今回の選挙結果に対して、国民の多くはどこがやっても同じ、「か」の精神である。
それでも、僕は意地でも、「だ」の精神でありたいなと思う。
自民党に深い思い入れはないが、「次は自民党」の後に、「か」とするか、「だ」とするか。
この末尾に打つ言葉は、その人の意志の強さを反映しているような気もする。

多数決で決まる民主主義だけど、はっきりしていることは、国民の多くはまだ、「か」である。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする