2012年12月13日

ウグイス嬢

夕方、万代と沼垂を直線に結ぶ、交差点の最前で自転車にまたがり信号待ちをしていた。

すると、左側から選挙カーが速度を調整しながら、目の前の交差点を通過してきた。
半開の車窓からは、若いウグイス嬢がこちらに顔を向けて、タイミングよく白い手袋を振ってきた。
僕もつられて軽く手を上げて応えると、マイクを通じた声が一段と上がり、「ご声援ありがとうございます」と高らかに連呼された。

支持政党いかん、人は誰でも愛想良く声をかけられれば、気さくに応えてあげたいものだ。
しかし、後方からクスクスと複数の笑い声が聞こえたので、振り返ってみると何やらおばさん達だった。
手を振り返して反応したのがツボにはまったのか、顔を見合わせながら笑っていた。
僕は急に恥かしくなり、何もなかったかのようにおすましして、黄色信号なのにペタルを漕いだ。
もしかして、若いウグイス嬢は後方のおばさん連中相手に手を振っていたのでは…

日常生活で若い女性から、笑顔で手を振られることなどない。
こちらも仏頂面で斜に構えているよりも、少しでも表情を送り返してあげたいのは人情である。
でもこうして、若いウグイス嬢が優しい笑顔を送ってくれるのは、選挙運動中だけというのを知りながらも そのパフォーマンスこそがおじさんにとって、何よりも嬉しい大きな贈り物なのである…  あぁ、単純!
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする