2012年10月27日

晴々した

「晴々した」… 東京都知事を辞職し、その心境を語った石原慎太郎の言葉である。

一般的に会社を辞める(転職)とき、誰もがこうあるべきだと思う。
僕自身、長年会社に従属しながらも、転職は2度ほど経験している。
その際、恨みつらみを残さず、晴々とした気持で帰宅したことを今でも覚えている。
わりあい正直に生きてきたし、地位にしがみついてもなかったので、決断もあっさりしていた。
それ以上に驚いたことは、相方が拍子抜けするほど冷めた様子で、「いいんじゃないの」と一言。

それは満足感でも、虚脱感でもなく、自由人として再出発できる、晴々した気持だった。
慰留や送別会もなく、定年退職でもないので、特別な感情はこみ上がって来なかった。
そりゃ、人情的に割切れなかった部分もあったが、「そんなもんだろう…」で笑い飛ばせたとき、     自分らしさを取り戻せた気がした。
不義理をしたつもりもないので、本当に晴々とした気持に包まれたんだ。

僕らの世代、組織に従属できるのも、あと15年ぐらいで退職を余儀なくされてくる。
そのときに、プライドを捨て去ることができて、晴々した気持を持てるかだと思う。
潔さがないと、いつまでも理不尽な過去に捕われて、晩年に恨みつらみを持ち越すことになるだろう。
生霊というか、成仏できない浮遊霊のような先輩上司を、思いの外に見てきたからね。

そうならないためにも、気持の切り替えが絶対に必要だと思う… 「晴々した」と、言いたいでしょ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする