2012年10月16日

勧善懲悪

「どの映画」と固定はないんだけど、極限状態におかれた人間は本性が出るものだ。

サバイバル映画を見ているとよくわかる。
泣き叫ぶ者 うろたえる者 人を責めだす者 強がりをいう者… まるで「業」の世界でもある。
最初は冷静だが、絶望的になってくると、人の体を押しのけたり、置き去りにして我先に逃げる。
そこに敬意や友情、男女関係などありゃしない。
あるのは本性うごめく、エゴイズムな世界だけ。

誰もが、その場面を見て「ひどい野郎だ」と、心の中で弾圧しているだろう。
しかし、「君自身に隠されている本性」であることには、気がついていない。
普段は善人面した悪者のくせに、映画やドラマを見ているときだけは、誰もが勧善懲悪になるもの。
やんわり言えば、「その場面、あなたは人にやっているでしょ…」

映画の魅力は、誰の心の中にでも潜んでいる人格を、配役を通じて教えられていること。
つまり、自分の中に隠されている部分を演じられているのが映画なのである。

映画こそ、自分の顔をあらゆる角度から映し出している、三面鏡の役割をしているのかも知れないね。 
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Cinema Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする